第67話 未成年者を仮に引き渡せ
審判前の保全処分申立事件
主文
相手方は、申立人に対し、未成年者を仮に引き渡せ。
平成二十五年三月に郵送された審判の文章を見ると、今(平成二十八年一月)もハラワタが煮えくり返る。一方的に送りつけるな! 大事な物なら、直接手渡せ。間違いないと自信があるなら、反論に答えてみろ!
今、目の前に黒ポンチョの小男がいたら、確実に速攻で怒鳴りつける。
こいつとなら、男らしく正々堂々と、総合格闘技のリングで戦って決着をつけてやってもいい!
それにしても、なんだ、これ?!
何の正義も、論理的な根拠もない。
論理的に攻め込めば、相手は偉そうに強弁し続けるだろうが、根幹に子の福祉という正義がないため、必ずどこかで論理的に行き詰り、うつむき黙り込むはずだ。
その後、田舎の家裁から高裁へ栄転なさった、この裁判官と徹底的にやり合ってみたいし、もし娘に問題が起こったら、速攻で国家賠償請求してやる!
このポンチョオヤジの文章がすごいのは、子の監護をしていたのは母親であると最初から決めつけていること。
「実家に戻るに際し、申立人の保護下にあった未成年者も連れて行ったというに過ぎず」
明らかに完全に妻側の子の連れ去りを正当化している。
夫婦それぞれが監護者だったことを主張しているのに、これこれこういう理由で、母親が監護者だったという明確な根拠は一切記されていない。
「確かな根拠がないから、母性優先」というぐらいの判断でしかない。
疑わしきは罰せずどころか、「よく分からんから母親に」程度の判断じゃないか。
保護下という言い方、すごいよなぁ。
主たる監護者だったと認める表現はしていないが、手元にあったから連れ去りOK!というズルくて卑怯な表現。
こうやって、ズルくセコく出世していきたいのか。
公務員となったからには、正義や真実よりも、事実の審議よりも、安定第一なのか。
裁判官が決めたら何の文句も受け付けない司法制度そのものが、理不尽な家事審判を正当化する根拠になっている。
あまりに一方的で、相手の嘘は丸飲み。
これが、家庭裁判所の家事審判。
このポンチョオヤジの文章を読み返すと、本当にハラワタが煮えくり返る。
文章そのものについて、書き記すことは何もない。
中立でも公平でも公正でもない。それが、当たり前。
それは、裁判に関わった人なら、誰もが知る事実だから。
裁判官の権限だから、審判に対して文句は言わせない。
でも、目の前で、しつこくグダグダ言われると、彼らは必ずボロを出す。
弁護士さんから言われたこと。
「徹底抗戦しましょう。まだ本審判があります。」
ここから、家庭裁判所との戦いが始まる。
実際は、徹底抗戦と言っても一方的にやられっぱなしで、何度も強制執行されて、数々の修羅場を迎えました。
今後、その人生の修羅場の渡り方を公開してまいります。
この徹底抗戦のあいだに、娘も私もすっかり強くなりました。
おかげで、父親の私から見ても、あの狂気の母親の元へ行っても、強く生き抜いていけると確信するほど、娘は成長を遂げました。
おそらく、あの二歳の時点で連れ去られたままなら、あの母親と同じになったかもしれません。
「おとうさん、おとうさん」と、お風呂も食事も寝るのも一緒だったのが、急に父親の手元から引き離されたのです。
本当は、家庭裁判所が判断しなければならなかったのは、こういう養育の実態を正しく判断することだったはずです。しかし、家庭裁判所の裁判官や調査官に、そういう家庭の問題を正しく適切に判断できる能力も意思もありませんでした。
離婚家庭が増え、発達障害も増えている社会で、家庭裁判所が事実無視を続けていれば、虐待死などの家事審判が間接的に引き起こす問題も増えてくるはずです。
理不尽な家事審判に苦しんでいる方は、その苦しみを自分だけで抱え込む必要はありません。
みんなで情報を共有しましょう。理不尽な家事審判を一緒に戦っていきましょう!
娘とともに戦い抜いたおかげで、私も強くなりました。昔の私なら、世の中の理不尽さを我慢しただけでしょう。娘が被害に遭うまで、狂気の妻との結婚生活も必死に耐え抜きました。
娘を守って、いろいろな経験をする中で、黙っていてはダメだと学びました。
いつか、この話の最後で、裁判官を怒鳴りつけるに至ります。この時、裁判官の本音が明らかになります。
この出来事があって、私は事実を書き記すことを決意しました。
理不尽な司法によって、自分が世話していた我が子を奪われても、絶対に自殺など考えないでください。
我が子を思う愛があるなら、力の限り戦ってください。どんな形であっても、必ず救われる時が来ます。
我が身が招いた、成長のための試練なのです。
どんな苦しみも、永遠に続くわけではありません。状況は、必ず変化します。
理不尽な司法になど打ち負かされず、しっかりと前を向いて戦っていきましょう!
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