独眼竜伊達政宗とその右目、片倉小十郎景綱の作品です。小十郎18歳から59歳で逝去するまでの物語が17話に収められています。天然痘によって失われたとされる政宗の右目ですが、独創性のある設定に生まれ変わっています。神職の次男に生まれた小十郎もまたしかり。それでも物語に違和感がない所以は、史実に限りなく忠実に描かれているからでしょう。作者の力量であると言えます。是非お勧めします。