第24話 描写の練習 新の課題


久々のほのぼの記です。

(*´-`)


久々すぎますよね......。


仲は相変わらずです

(*´ω`*)


それで今日は、新に私の物語を読んで貰っている。

と書きましたが、実はここ、半年近くはほとんど読んでくれてなくて、誤字脱字あるかも、なんて思いながら何度も見直して物語を更新していました。


そして、今日、新と仕事の行きがけに


私の描写の話になり......。


新『るーは描写、少ないよね......。


だから伝わりにくいんだよ」






新「そうだな......。


《ボールを放る》


の描写をなるべく長く書いて」


と課題を出されました。



新に久しぶりに読んで貰えると



私は舞い上がり



仕事の休憩中に課題に取りかかりました。




その内容が これです。

     ↓


******

課題ボールを放る




『手の中のボール。上へ 上へ』






 丸い弾力のあるこのボール。


 このボールの出会いは僕が三歳の頃だった。




 すぐ転んでしまう鈍臭い僕に、父親が少しでも運動神経をつけさせようと、誕生日にプレゼントしてくれた。





 お父さんの顔ぐらいあるこのボールはまだ木の葉ぐらいしかない僕の片手では上手く掴む事も出来ない。




 僕はいつもボールを抱え上げる様に包み込む様にもっていたんだ。



ターンターンターンッ。




 ボールがコンクリートからの反発力で軽い音を立てながら軽快な音を鳴らす。


 


 僕はただ下に投げて両手でそのボールを突いている。


 まだ大きく上に放り投げたり、そんな事はできない。




 だけど、僕が上手く投げる事ができなくてもこのボールは待ってくれる。





<<大丈夫 大丈夫>>




 そうボールが呟いてくれる様に

 ターンターンと音が鳴る。




 光に反射しながらクルクルクルクルボールは回る。



 下に下に、軽快な音を立てて。






 お父さんは三歳の誕生日にボールをくれた。




 僕はいつか、力一杯、君を空の上へ、上へと。



 無限の可能性を感じさせるように、そんな気持ちになる様に上へ上へと放り投げよう。




 お父さん。



 僕に大事な大事な、このボールをプレゼントしてくれてありがとう。


 そのボールが今、僕の初めての友達の手の中にある。



「ほら、投げるぞ! 受け取れよな?」



 知君から投げられたボールはクルクル回りながら綺麗に放物線を描き僕の手元に。




 ヒカリと共に。




******


うーん。


出来たけど、やっぱり描写少ないかなぁ?


もう一つ書いてみよう。


******


課題ボールを放る





 白い息遣い、キーンと冷えた空気、前の日が雨だったのか、少し湿り気が帯びているけれど、思わず大きく息を吸いたくなる様な気持ちの良い朝。


 僕の背には10mぐらいの長さ、直径1mぐらいの大きさの大木がある。




 その大きな木は、青々とした葉が茂っていて、まるで妖精がお喋りしているかの様にカサカサ、カサカサと音を立てる。



 その音に耳を澄ますと、心の中が全て浄化された様なそんな気さえしてしまう。



 その木の枝や葉で僕の頭の上は暗くなっているけど、目の前には大きな空と、足元には柔らかい足首ぐらいの低い草がびっちりと生えている。



 自然とは偉大だ。



 僕のこのもやもやした心を全て真っ白に変えてくれる。



 少し離れた所で僕の方を向きながら手を振っているのは、お父さん。


 平日は帰ってくるのが遅いからほとんど顔を合わす事はないけれど、こうして休みの日に僕をこんな素敵な場所に連れ出してくれる。



 最近ちょっと隈が目立ってきた気がする。


 優しく明るく僕に声をかけてくれるお父さん。



 僕はお父さんに向かって両手を下に下げて振り子の様に足の間から上に向かってボールを放った。



 お父さんの所まで届く様に、力いっぱい放り投げた。



 ボールは太陽に届きそうなほど高く高く上に上がった。


 ボールは回転しながら少しお父さんよりも左側に向かって飛んでいる。


 あっ!



 お父さんがボールを追いかける。


 お父さんの格好はくたびれたTシャツと色あせたジーンズ。



 運動不足なのか少し走り方は不格好で。


 ボールにお父さんは追いつけなくて、地面に大きな音を立ててトントンと少しずつ小さくなりながら転がっていった。



 ボールを拾いながらお父さんは笑顔だ。


 すごい玉だったな。


 なんて言いながら僕に取りやすいスピードで投げ返してくれた。



 お父さん?


 今日はお話しする時間ある?


 今日は遊ぶ時間ある?



 でも一緒にこの原っぱで昼寝も気持ちいいかもね。








 いつも、いつも僕達の為に頑張ってくれて......。




 ありがとう。



******





新「......。るー?」



る「どうだった?」



新「物語が出来ちゃってるね。


違うよ、自分が言いたかったのは『ボールを投げる』その間の事を事細かく描写して、って言ったんだよ? 


風はどんな風に吹いていた? 


色は? 


感触は? 


コンクリートに当たった時、どれぐらいボールは凹んだか? 


石や砂は舞った? 


石についている苔が削れたりした? 



何でいうか......。


スローモーションになっている所を想像して、そのカットカットを書いたら良いんだと思うんだよ?」



る「ぬーん(。-∀-) 難しい」



新の課題、描写の勉強これからもまだまだ続けていこうと思っています。


新が気が向かないと読んでもらえませんが

Σ(-᷅_-᷄๑)




一つ目の話だけ、新に良かったと言って貰えたので(新は、るービイキです)せっかく書いたのでupしちゃいました

(*^_^*)




ここにupするだけにしたら良かった。

恥ずかしい\(//∇//)\



まだまだ分かりやすい文章には程遠い......。



頑張るぞ!オー_φ( ̄ー ̄ *)



続く。

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