第2話
『ちょっと聞いてくれる、あの子の親は、本間に常識無いのね』
義理の母は本日もお友達相手に長電話
それも自分の次男の嫁の実家、三男の嫁の実家をこき下ろす
たぶん1時間近くしゃべってる、そろそろ子機の電池残量があやしくなってる
毎日毎日、飽きもせずに誰かの悪口を1時間から2時間近く相手を変えては同じ内容でベラベラと
子機の充電機能は疲れ果てている
私の実家の悪口もきっとちょこちょこ入ってる
私の気配を感じたときにタマに声が小さくなるからね
電話にしてはやや大きな声が
『でも、ほら、私がガマンすれば良いだけだから』
ガマンしてる?
どこが?ってツッコミたい
ひどい嫁達の実家の様子を広ーい心で受け止めている自分に酔ってらっしゃる
このトーンになったらそろそろ電話も終了間際
「ちょっとお茶いれてよ」
1日5時間も話せばさぞお疲れでしょう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます