第2話 カタルシス

「なんのために生きているのだろう。人のために生きたって、自分のためになるのか。母親を見ろよ。我のために自分の時間を潰してきたのに、母親のために頑張るんだと思わない。」


 非情ともいえる感情の吐露。生まれながらにして不平等の世の中。貧富の差を感じまくり。華やかなテレビの世界。それに引き込まれ幸せ気分を味わう。しかし、番組が終わるとやるせない現実。これは何?こころは何を求めているのか?


じゃあ、自分は何をしたい?世の中に何をすれば気が済む?思考が止まるんだ、ここで。何も生産していないんだ。やらされて動いているだけ。考えなくて生きた方が、どことなく幸せ。それで人生成り立ってきた。判断をなるべくしたくない。健康で借金もなく平和でニコニコ過ごせばこれ以上の幸せはない。


感情というのは、わからない。幸せの定義がないにもかかわらず、「気持ちいい」と感じれば、それが定義になる。他人に伝えても共感は乏しい。だから、自分で浄化を行う。

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