　将棋の女流棋士、西山朋佳（にしやまともか）女流三冠(白玲（はくれい）・女王・女流王将)がプロ編入試験の受験を表明しましたね。

　通常、将棋のプロ棋士になるには、養成機関である奨励会に入って級・段位を上げ、半年間をかけて争われる三段リーグで上位二人だけがプロになれるという狭き門です。

　半年で二人、一年に四人しかプロになれないのです。厳しい〜★

　ところで三段リーグでは、次点(つまり三位)２回取るとフリークラスでプロ棋士に編入出来る権利がもらえます。

　西山女流三冠は、かつて次点を取ったことがあるのです。

　プロ棋士に最も肉薄した女性が、この西山朋佳女流三冠な訳です。

　この奨励会の三段リーグ以外でプロ棋士になる方法が、プロ編入試験です。

　アマチュアや女流棋士が、プロ棋士の参加する棋戦において、良いところから見て、10勝以上かつ勝率６割５分以上の成績を上げれば、プロ編入試験の受験資格を得られます。

　ちなみに受験料は50万円。

　棋士番号の若い５人と戦い、３勝したら合格です。

　さて、この西山朋佳女流三冠、愛称が『撲殺ムーミン』です(ぶはっ！)

　あのカバのムーミン(一説には『ムーミントロール』という妖精との声もあるようですが、私はカバ説を信じきっております)みたいな顔して、指す将棋が、『相手をボコボコに殴り倒す』ような豪快な攻め将棋というところから、名付けられたようです。

　女性初のプロ棋士を懸けた撲殺ムーミンこと、西山朋佳女流三冠の活躍を注目してみてね。

(ムーミンは、カバじゃなくて、妖精なんですぅ〜)

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