第194話 中編書くぜ
ども。
新巻へもんです。
スニーカー文庫の編集さんが募集していたプロットコンテストの結果が出たようですね。私は参加していなかったのですが、フォローしているエッセイでそのことを知りました。受賞作への編集さんのコメントを拝見すると、やっぱり掴みが強力ですね。吸血衝動を持つヒロインと殺人衝動を持つ主人公の共依存ラブコメだそうです。
凄いですね。私にはこういう発想は出てきません。ぶっちゃけ私の作品はプロットは割と平凡なんですよ。書籍化に至った作品も「おっさん盗賊が奴隷の少女を買ったら人生好転したファンタジー」ですからね。こうやって書くと斬新さの欠片も無い。別に卑下しているわけじゃなくて、そこは自分の強みじゃないと思っているだけです。
オーソドックスな展開をどれだけワクワクして読ませるかが腕の見せどころというのが自己分析です。読者の期待を裏切るところと裏切らないところの緩急のつけ方というのもあると思います。もちろんプロットで目を惹きつけられるならそれに越したことはないですが、そうじゃない戦い方もあるかなあと思っています。珍しく創作論ぽいことを書いていますね。
さて、もうすぐ二月も終わってしまいます。「賢いヒロイン」コンテストに応募し、カクヨムアニバーサリー企画にも参加するなら二月が勝負ですよと書いておられる方がいて、ちょっとケツに火をつけてみました。6時間で7500字。このペースなら間に合うんじゃねえかっていう気がしてきます。
祝日と次の週末三日を使えば計3万字。プロットはないけど、頭の良さを印象付けるエピソードは3つほどある。あとは中編としての一端区切りの着地点をどこに持ってくるか。過去の中編二作は両方とも私の活躍はこれからよ、エンドになっているのが減点な気がするので一応の結末は迎えなくてはなりません。
賢いというキャラ付けも難しいですね。本当に賢いなら間抜けな敵の仕掛けた策謀は華麗に回避または撃破しなくてはなりません。敵も同じぐらい賢いとしてしまうと話がややこしくなりすぎるし、賢さを見せつける爽快感が得られません。何より作話のカロリーが死ぬほど高くなります。ムズカシイ。
と、まだ規定文字数に達してもいないのにこんなのを書いているのは、自分を追い込むためです。十分に読み応えのある賢いヒロインが大活躍する物語を書いてやらあ。明日には後悔しそうな決意表明をしたところで本日は終わりにしたいと思います。
ではでは。
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