第12話 盗難要注意! シリコダマ
シリコダマ。
大抵このワードは、河童が登場する話になると度々出てきます。
河童は、人畜が河や池で遊んでいるのを察知すると不意にこれを襲ってシリコダマを抜き去る言われており、聞く者を恐怖のどん底に突き落とす妖怪とか。
昔、『まんが日本昔話』が好きでよく視ておりまして、お話の中でその〈シリコダマ〉なるモノを聞き、幼心に「は?シリコダマ?何それ?」と思いました。
この〈シリコダマ〉河童に盗られた時、(抜かれると表現される場合もあります)相当ヤバい状態になるとか……
まあシリコダマと言うくらいですから、きっと尻、肛門付近にあるのかも知れません。
がしかし、はっきりとした説明などほとんどないまま、どんどん話は進んでいきます(笑)
黙って視てればわかる、ということかも知れません。
そして、待望のエンディングを迎えてしまいましたぁ!
あれ?結局イタズラ河童は懲らしめられるなどして反省するのがほとんど。
涙を流して命乞いしてました(笑)
肝心のシリコダマのことは謎のまま、終了しました。チーン……
まあそんなの別に知らなくっても生きていけらぁな、と思いました。
だってシリコダマっていうくらいですからやはり尻付近にあると思われます。
たいしたことじゃありません。
ははは、どうでもいいことさ。
ところが今頃になって、何故か急に気になり出しまして(笑)
だってシリコダマは何の為に存在し、何の働きがあるのか?がわからないことに初めて気づいたのですから。
時を戻そう(は?)
調べました――
シリコダマとは?
『肛門のところにあると想像される玉のことである、これを河童に盗られると死ぬ』
死ぬ……
なんですと?死ぬデスと!?マジですか?
何故死んでしまうのか?
調べました――
『シリコダマは肛門のあたりにあるとされ、水中でこれを抜かれると、人や畜生は(力が抜け)溺れ死ぬと伝えられる』
え?じゃ人体の何かの栓?
調べました――
『ところがこの尻子玉の実態なるものはまったく不明だ。生理学的に尻子玉に該当する部分はない』
お!尻子玉!?漢字があるではないですか!
広辞苑では、『想像上の玉』『想像上の内臓』であるとか。
大小便の垂れ流しを防ぐ、ラムネのビー玉か水道のゴムパッキンのような役割ということですか?
括約筋?に相当するのかも知れません。
こんな大事なの盗られたら1日パンツ何枚交換せなあかんのでしょう。
羞恥心からほんま死にそう(>_<)
河童ってなんてはた迷惑は妖怪でしょう。
でも〈想像上の臓器〉ですから、取り返せば意外と取り付けは簡単かも?知れません。
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