第5話 サンタクロースと思っていたものは……

クリスマスと言えばサンタクロース。


 サンタクロースと言えば、白いお髭、赤い服を着て沢山のプレゼントが入った大袋を肩に担ぎ、橇を引かせたトナカイに乗って世界中を飛び回る子供好きなお爺さん。

 

 でも起源を調べたらガッカリしましたが……

 

子供の頃は大好きでしたね。

 家にもサンタクロースが来て欲しい!と願ってました(笑)

 夜空に、お星さまに願ってました(笑)

 

 そして――遂に、その願いが叶いました!

 

 当時は幼稚園児の私。

 いつものように幕が開き――じゃなかった…… 夜空を眺めておりましたら、東から西の方に向かって飛ぶ謎の赤色の飛行物体!?の姿が。


 私は瞬時に思いました。

 

 きっとサンタクロースだ!!と。

 

 慌てて手を振りましたが、サンタクロースは気付かずにそのまま去って行きました。

トホホ(泣)

 仕方なくこう考えました。

 

 サンタクロースは忙しいのだ、と。 

 

 すっかり得意になった私は、母にサンタクロースに遭遇したことを自慢しました。

 しかし、そんな私に母が一言。

 

 「西の方角…… 墓地やで。それ火の玉かも」

 

 「え?火の玉……」

 

 チーン――沈黙した私。

 

 うーん、どうなんでしょう?

 あれは母の言う通り、火の玉だったんでしょうか?

 それとも……

 

 

 

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