第7話の13

 ムチの一撃一撃が仲間達を刺激する。グラスに足元の揺らぎが、ローネとガイのパワーにより、グラスはキズ付いていたのか? 合っているとグラスは認めない。


 グラスの赤いコーヒー、ミキが祈りムチを叩きつける。意識だけが、僕の心がミキの幻影へと向かう。


 ロードとムチがぶつかる。僕とミキの戦いが始まる。僕の上官だったミキをコロス。


 僕はミキのプライドを越えたい。劣っていると認め続けたんだ、僕は。僕はミキにありったけの想いをコメた。


 僕のハートはソードへ変わる。一撃一撃。

「ムチムチムチ、プリン攻撃ー!」

「ミキー、正気を取り戻せー!」


「グラス…俺は何やったんだ、テメーら!」

 グラスは叫ぶ。正気かー、とアニキも心の中で叫んだに違いない。

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