第4話の4

 ローナの力はロードに止まらない。ミキのムチはロボットへと伝わっていく。染み渡っていく。これがロボと人の力。友情では伝わり切らないの?


 ミキの心が届く。これこそが光の落ちる時間。ローネではなかった。


 ローネのライフルは弾幕を張り、落ちない。ソードはグラスには鉄壁で届かない。


 光をまだローネは持っていない。ローネ覚醒の時。グラスも恐れていた。しかし、アニキは使いものにならない。


 一般兵相手に消耗し過ぎた。ミキは突破を試みるが、セツナにとらわれる。アニキも無理かよ。僕はレベルAをナメていた。


 レベルBも手強い。60メートルをやはり狙う。30メートル落とせとアニキの死線。食らうかよ。


 30メートルの和を3つ放つ。三色団子の完成だよ。


 逃げ場を与えてなるものか。誘導の先に、アニキとミキの突破口が見えた。アニキの一撃がローネを捉えた。光はまだ見えないかい、ローネ。

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