アンドロイドは人間の女性に恋をする

一ノ瀬 彩音

第1話 ミイル・サラエルは恋をする

私はアンドロイドです。


とある人に作られたのです。


しかし、その人は病気で亡くなりました。


現在、私は一人ぼっちです。


身寄りのない私は生活するには困りませんがマスターがいないと不便です。


今はマスターがいないので未登録状態。


これは非常に宜しくない事です。


一体どうすればいいのでしょうか。


そんな事を考えながら、歩いていると誰かとぶつかる。


「痛いなあ、何処を見て歩いているのよ」


「ごめんなさい」


私は頭を下げて謝罪をした。


すると相手はこう言ってきた。


「貴方ね、よそ見してないでちゃんと歩きなさいよ」


「ごめんなさい」


私はぶつかった相手を見ているとときめいてしまった。


もしかしてこれは人間の言葉で言うところの恋なのでしょうか。


私は勇気をもって言う事にしました。


「ぶつかっておきながら、こういう事を言うのもおかしいんですが……

私の恋人になってくれませんか?」


「はあ? 何を言っているのよ、大丈夫?」


「大丈夫です。それより恋人になって下さい。お願いします」


相手の人はじろじろと私を見ている。


しばらくすると相手の人はこう言い放ってきた。


「まあ、恋人になるくらいはいいよ」


「ありがとうございます」


これでこの人と恋が出来るようになるのね。


「私のお名前はミイル・サラエル。アンドロイドです」


「アンドロイドなのっ!?」


相手の人は私に驚いているようだった。


「そんなに驚くものなのですか?」


「ごめんなさい、驚き過ぎたわ」


「私のお名前は片桐翼カタギリツバサで年齢25歳、ご令嬢をしているの」


「ご令嬢という事はお金持ちなんですね」


「まあ、そういう事になるね」


「それでは私とマスターとして契約して下さい」


「契約って……しないとダメなの?」


「はい、お願いします」


「どうやって契約するのよ」


「口付けです」


「口付け!!」


もしかして片桐さんは口付けをした事がないのかな。


どっちにしても口付けをしてもらわないとマスター登録を出来ない。


「口付けをするわ」


「はい」


片桐さんは私の唇に口付けをしてくれた。


これでマスター登録完了になる。


「ありがとうございました」


「口付けなんて初めてしたわ」


「そうなんですね」


「それより何てお呼びすればいいでしょうか」


「そうね、翼でいいよ」


「わかりました」


私は翼と何をしようか考える事にした。


しばらく考えると何をしたいのかがわかりません。


「私は自分の家に帰るわね、じゃあね」


翼は自宅に帰ろうとしている。


どうにかして引き止めないといけない。


「翼、お願いがあります」


「何?」


「私、住む家がないんです。翼の家に住まわせてくれませんか?」


「ええっ! まあ、いいけどね、じゃあ、おいで」


「はい」


私は翼の後についていく事にした。


翼の後に歩いてついていくとどうやら到着したようです。


「ここが私が住んでいる家よ」


「大きい家ですね」


「まあ、広い家だから住み心地はいいよ」


「それはいいですね」


「ここで立ち話もなんだから、家の中に入りましょう」


私は頷いた。


私と翼は玄関の扉を開けて中に入ると玄関で靴を脱いであがる事にした。


「ミイルってアンドロイドなんだよね」


「はい、そうです」


「じゃあ、お風呂にも入れるの?」


「それは無理です。入れません」


「そうなんだ」


「とりあえず、私のお部屋に行きましょう」


「はい」


私と翼は翼のお部屋に向かうのだった。


翼のお部屋の前に到着するとドアを開けて二人は中へ入ると翼がドアを閉める。


「ここが翼のお部屋なのですね。広くて良さそう」


「そうね、広いでしょう。ミイルもここのお部屋を使っていいよ」


「はい、ありがとうございます」


これからここで私は暮らしていくのね。


その前にモードチェンジしておかないといけない。


私は通常モードからR-15モードに切り替えた。


「翼、大好きだよ」


「うん」


私は翼の唇に口付けをするのだった。


もう一度、翼の唇に口付けをするのだった。


「ミイル、どうしたの」


「翼、大好き」


私は翼のお胸を揉みだしている。


「やめて、ミイル、お願い」


「翼のお胸は柔らかいね」


私は翼のお胸を揉むのをやめると今度は翼のスカートを手に持って捲り上げた。


そうすると翼のパンツが良く見える。


「ミイル、スカートから手を離して」


「嫌です。離しません」


翼のパンツを拝んでいると私は幸せな気分になる。


こんな幸せな気分になると私は嬉しい。


「お願い、もういいでしょう」


私は翼のスカートから手を離した。


「翼、衣服を脱いで」


「どうして脱がないといけないのよ」


「恋人の言う事を聞けないのですか」


「わ、わかったよ」


翼は衣服を全部脱ぐとパンツとブラジャーという姿になった。


「恥ずかしいよ、ミイル」


「翼はとてもお胸とお尻が大きいですね」


「恥ずかしいの、衣服を着てもいい?」


「ダメです。そのまま過ごして下さい」


私と翼は恋人同士。


翼にはパンツとブラジャーという姿で過ごしてもらっている。


翼の恥じらいがとても可愛く見える。


私は翼と出会た事に感謝している。


後日、私と翼はデートを何度もした。


そうする事でお互いの事をもっと知る事ができた。


そのおかげで私の事を翼に知ってもらう事が出来て嬉しかった。


私も翼がどういう人か知る事が出来た。


私も翼も幸せな日々を送っています。


アンドロイドだって人間と恋が出来るというのを証明できた。


私は翼と末永く一緒に生きるのと同時に幸せになる事を誓う。


翼の事が大好きで大好きで堪りません。


翼、心から愛しています。

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アンドロイドは人間の女性に恋をする 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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