第15話嫁になる人との出会い 7

平日に

6年付き合った彼女と別れ、仕事以外何もする気にならなかった

警察沙汰にもなり会社にも迷惑かけた

クビになるかとも思った


担当しているお店の回訪が終わり、何故か車を管轄外の下町に向かっていた

元嫁がいる駅ビルに向かっていた


車をイトーヨーカドーに停めて駅ビルに歩いて行った


受付に行くといた


会った瞬間、涙が出てきて止まらなかった


多分元嫁は何も聞かずに理由がわかったみたいで受付から出て、大丈夫だからとかいろいろ言ってくれていた

夜の7時

まだ元嫁は仕事が残っている

たまたま館長が来てしまった

なんだか館長と話をしている


すぐ着替えてくるから待っててって言われた


直ぐに来てくれた

とりあえずどこかのお店に行こうとなり、個室のある居酒屋へ


子供のように泣いた

何か言うわけでもなくただ横にいてくれる元嫁

泣き止むと、違うお店行こうとなり立ち上がった


また波が出てきた


元嫁の方からハグしてくれて、そこでも泣きじゃくった

みたい


これは元嫁の日記に書いてあった




自分罰が悪い事は忘れている


今日一日付き合うよって言ってくれた

ただ今日は木曜日、明日は会社に出勤しなければいけない


散々呑んだ

カラオケにも行った


時計見ると午前3時

お酒飲んで2人ともフラフラ


とりあえず車の所行こうとなり、駐車場へ


車・・・出せません

チェーンが張られてる

どうしよう


元嫁は電車通勤だし

タクシーか〜


お金渡してこれで帰って下さいって言ったら、どうするの?置いて帰れないよと言われ何故かラブホテルへ


何もなかった

良いか悪いか


朝になり時計を見ると、7時過ぎ

駐車場からどうせ車を出す事も出来ないので、会社を休む事に


元嫁は仕事


休んだ


同じ服装では行けないって言うのが理由だった

本当は違っていた

日記にも書いてあった


会社に電話して気が抜けてまた眠りについた

10時になり2人でイトーヨーカドーの駐車場へ


とりあえず送って欲しいから家まで送って行く事に


家は公団住宅だった


考えてみたら、元嫁の事なにも知らない


車入れ替えて遊びに行こうとなり、元嫁の車に乗り換えた


何故か洋服屋へ

スーツだと堅苦しいでしょという事で上から下まで買い揃えてもらった

元嫁のコーデ、今まで着た事ない服ばかり選ぶ

似合っているかわからない


それから行った先は葛西臨海公園


水族館に入った


何故か元嫁が爆笑

聞くと自分が泣きじゃくったせいで目が腫れていて細い目なのに、余計目が細くなりほとんど開いてないみたいでおかしかったらしい


確かに視界が狭い気がしていた


天気が良く、芝生エリアへ


なにを話していいか分からず、元嫁の事を聞いた

片親である事

いろいろ聞いた


スクールメイツだった事も


気晴らしになった

これがきっかけになったのか彼女との事はこの後あまり引きずらないようになった

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