プロローグ

@Waka0114

第1話


━━━━━━私は、女の子が好きだった。

男子と付き合うということは、私にとっては一種の身を飾る為の宝石でしか無かった。


中学生時代、何人かの男子と交際したことがあった。今考えてみると、喜ぶべきことであったと思う。しかし、異性の肉体に欲情する、其の姿が私には酷く恐ろしく感じられた。

求められることは幸せな事だと思う。それにちゃんとその男子は段階を踏んでから事に入ってくれた。

けれど、男が『身体』を欲望する姿はどうしても恐ろしいものだったのだ。

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