要注意団体って、結局何なの?

            すっごく危険なトんでる奴ら。


やあやあ、初めまして。僕は████って言うんだ。君は? ……ふんふん、█████君ね。そう、今日は|Kakuyo・Moore≪カクヨ・ムーア≫上級職員がお休みだから代わりに僕が来たんだ。確か、外宇宙支部の知り合いに合うとかなんとか……まあ、それはいいとしよう。今日は要注意団体についてだって? 資料はもらってるから早速始めよう。まずは、要注意団体の定義に関してだ。


☆要注意団体って、結局なんなの?


まず最初に、僕たち財団の存在がある。そして【確保】【収容】【保護】のモットーを掲げている。これは異常存在が世界に出ないようにして、世界を安全にしているんだ。でも、厄介な奴もいてね。例えば、

・【危険な生物等を作って売る】

・【SCPオブジェクトを破壊する】

・【SCPの玩具を作って子供用に売る】

・【サメを殴る】

そんな奴らがいるんだ。そういう奴っていうのは基本的に悪者ばかりで、世界に【害】を及ぼしかねない。それを【要注意団体】と呼ぶんだ。その例を早速解説していこう。


☆【日本生類総研】って、結局何なの?


【日本生類総研】は、現代の生物学から考えて不可能な生物等顧客から注文を受け取って作っている【販売型】だね。一応商売としてはちゃんとしてるんだけど、日本の固有種保存のためとかいいながら【数が0匹のままのイナゴ】を作っちゃった所とか性質悪いよね。

他にも【石油を食って成長する】奴もいるけど、それはだから絶対に触れちゃ駄目だよ、いいね?

基本的に、要注意団体っていうのはSCPを作って【売ったり】【悪用したり】しているから、そういうのがすぐバレちゃいけない訳よ。だからもの凄く逃げ足が速い。例え財団が見つけたとして、そこに突撃してももぬけの殻の場合が多い。そしてその殻の中にはSCPが。あーヤダヤダ。


☆【GOC(世界オカルト連合)】って、結局何なの?


【Global Occult Coalition】、通称【GOC】という団体がアメリカにある。何回も言うようだけど、僕たちの理念が【確保】【収容】【保護】なのに対して、あいつらは【破壊!】【破壊!】【破壊!】っていう迷惑極まりないものなんだ。【SCPを見つけたら取りあえず壊す】っていったほうが分かりやすいかな。

そのせいで、安全なオブジェクトが敵意むき出しになったりしている。まあ、壊せばよかったのに僕たちが固執したせいで逆に闘争が起こった奴もあるから、そこはお互い様だね、やっぱり。現実改変者を殺すことで解決策を見出したのもGOCだから、全部を保護するのも悪いってことかもしれない。けど、壊してばっかじゃ、ね?

それと財団はGOCにスパイを送り込んでるし、GOCも財団にスパイを送り込んでいるらしいから……まあ、どっちかに固執するのもいけないってことなのかな? どうにかして平和にいけないものかね。


☆【ワンダーテインメント博士】って、結局何なの?


ワンダーテインメント博士は、子供向けのおもちゃを作って売っているアメリカの要注意団体だね。団体っていうか、個人なのか1人で作ってるのかも分かんないんだけどね。分かっている事は、その博士が作ったSCPの一人が、【アイザイア・クロフォード】と呟いた事からその人が博士なんじゃないか、と予想されている。

この要注意団体が他と違うのは、【商売として凄くしっかりしている】という点だ。

SCPを競りに出している団体もある、と考えると結構丁寧だね。パッケージの裏には、しっかり【こちらの想定した使い方以外をした場合の責務は負いません】とか、 みたいな事が……どうしたんだい、ハッとしたような顔して。どっかで聞いた事ある? まあ、たまーにおもちゃとして機能してない奴もあるけどね。

それと、財団とはあまり敵対してない。仲良くしたいって訳でもないだろうけど、クリスマスには、口調は敵対的だけど凄い雑魚ざこいロボットを送りつけてきたこともある。見てて楽しいよ。


☆【dado】って、結局何なの?


dadoデードゥーっていうのも、また要注意団体もしくは要注意人物の1つ。こいつも、ワンダーテインメント博士と同様、自身でSCPを作り上げて他人に売っているんだ。特徴的なのはその喋り方で、何とも捉えづらい話し方をする。『dado これ あなたに うる します』とかね。漢字使わないし、日本語間違ってるしで分かりづらいったらありゃしないんだよ。売ってるSCPも珍妙なものばかりで、dadoの聞き間違いとかで生まれたのもある。



☆【SPC財団】って、結局何なの?


うん、間違えている訳ではない。本当に【SPC財団】っていうのがあるんだ。

S : Sharkサメ

P : Panching殴り

C : Centerセンター

の略称で……うーんと、嫌な顔をしたくなるのは分かる。こんなふざけた名前してるし、【SCP財団】にも名前似てるし。

それで、彼らの理念は【とにかくサメを殴ること】だけだ。どれだけ弱くても、どれだけ強くても、取りあえず殴る。そこにこだわりがあるのかもしれないけど、サメ系のSCPもあるし結構やっかいだね。本当に、サメなんか殴って楽しいのかね?


まあ、そんな感じだね。今話したのは、GOC以外そこまで脅威じゃない。一番面倒なのは宗教系だよね。【不浄】を神としているところや、機械の神を信仰しているところもある。……今回はもう時間ないし、また次ね。それじゃ、バーイ!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あとがき

どうも、お久しぶりです、餅屋五平です。

前回から1か月ぐらい空いてしまい、申し訳ありません。11月上旬からまた本編挙げるので、まだ待っててください。


CC BY-SA 3.0に基づく表示

GOC

by DrClef

http://www.scp-wiki.net/goc-hub-page

http://ja.scp-wiki.net/goc-hub-page


SCP-756-JP - 便利なパスポート

by locker

http://ja.scp-wiki.net/scp-756-jp


SCP-1609 - The Remains of a Chair

by Rioghail

http://www.scp-wiki.net/scp-1609

http://ja.scp-wiki.net/scp-1609


SCP-240-JP - 0匹のイナゴ

by dr_toraya

http://ja.scp-wiki.net/scp-240-jp


SCP-030-JP - 石油喰らい

by tokage-otoko

http://ja.scp-wiki.net/scp-030-jp


SCP-846‐Robo-Dude

by Tanhony

http://ja.scp-wiki.net/scp-846

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