くたばれ~! 呪われろ~! 消えてなくなれ~!!

今日もパパのお膝にドカッて感じで座った。するとパパが「ぐえっ!」ってカエルみたいな声を出した。


「美智果も大きくなってきてるんだから、あんまり無茶しないでくれよ~。そのうちお父さん潰れちゃうよ」


だから私は振り返って言ったんだ。


「パパ、だ~いすき♡」


そしたらパパは『しょうがないなあ』って感じで笑ってくれる。


でも、私だって分かってるんだよ。体が大きくなってきてお父さんがちょっと大変になってきてるのも。


でもでも、もうちょっと甘えさせて。たぶん、いつかお父さんのお膝してもらわなくても平気になるからさ。


それがいつなのかは分かんない。中学校に上がってからかな~、高校になってからかな~。


分かんないけど、いつかは大丈夫になるっていう予感はあるんだ。おねしょが治るかどうかは分かんないのに、お膝はしてもらわなくても大丈夫になるっていう予感がさ。


だからもうちょっと甘えさせてよ。パパ♡




パパにお膝してもらう時だって二人ともパンツ一丁だ。ジャマくさいおっぱいもそのままだ。『ジャマだ! 滅べ!!』って思うけど、おっぱいは滅んでくれない。それどころかだんだん大きくなってきてる気がする。


パパが言ってた。


「ママに似たら結構大きくなるぞ~、覚悟しとけよ~」


だって。


ぐえ~っ! 冗談じゃない! こんなもんに大きくなられてたまるか~!


くたばれ~! 呪われろ~! 消えてなくなれ~!!


でも、そんな私の呪いもむなしくこいつは消えてくれないんだよな~。


あ~、なんでおっぱいなんてあるんだろ。メンドクサイだけだよこんなもん。男子はエロエロな目で見るしさ。


しかもさ~、パパに、


「胸とか強く触ったら痛いだろ。お父さんにはその辺の加減が分からないから自分で洗ってよ」


とか言われるんだよ~。ホントはパパに洗ってもらいたいのに~。ちくしょ~。


パパは私の裸を見てもお風呂で洗ってくれててもぜんぜんエロい目で見てこないから平気。さすがにパパでも、エロい目で見てきたリしたら無理かな~。


友達とかには、


『お父さんが最近エロい目で見てくるんだ。ホンっとキモい!』


とか言ってる子もいる。


ほえ~、お父さんがそんな目で見てくるんだ。そりゃキモいよね~。


って思ってしまった。


だけど私のパパはそんなことぜんぜんなかった。パパが言うには、


「あ~、お父さん、美智果が赤ちゃんの時からずっと、ミルクもおむつもしてたからかもな~。


ウンチもおしっこも毎日見てたし、体調崩した時にゲボしたのも始末したし、いまさらだな~」


だって。


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