第2話 同棲暮らしⅠ

私は助けた男性と同棲生活を始めている。


同棲生活をするのは抵抗ありませんが異性が同じ屋根の下にいると

思うととても恥ずかしいです。


恥ずかしがっても私と男性は恋人なので我慢しないといけない部分もあります。


私が考え事をしていると男性が歩み寄ってきて声をかけてくる。


「すいません。彩音……口付けをしてもいいですか?」


「いいけど、どうしたんですか?」


「急に彩音と口付けをしたくなりました」


私は目を瞑って男性から口付けをされるのを待っています。


男性は私の唇に口付けをしてきた。


しかし、次の瞬間。


男性の舌が私のお口の中に入ってきて舌を絡ませながらの濃厚な口付けをしている。


濃厚な口付けのおかげで私は蕩けている。


この男性はもしかして恋愛経験があるのでしょうか。


口付けも上手かったし、慣れている感じがした。


私は気になっているので男性に直接聞いてみようかと思います。


「すいません、もしかして恋愛経験あるのでしょうか?」


「えっとですね……恋愛経験はあります……」


「そうなんですか」


男性は恋愛経験があるようで私は違うとわかると私は恋愛が未経験なので

ショックを受ける。


「彩音、どうかしたんですか? 顔色悪いですよ」


「ごめんなさい」


私はその場から走り去ってしまうと自分の部屋へと向かうのだった。


自分の部屋へ到着すると私はドアを開けてお部屋の中へ入ったら、

ドアを閉めて内側から鍵をかける。


今、私は一人になりたい気分でした。


しかし、そんな時だった。


お部屋の外からドアがノックされる音がしても私は聞こえないフリをしている。


そんな事をしているとお部屋の外から男性の声が聞こえてくる。


「琴音……どうしたんですか?」


「……………………」


私は男性の声を聞きたくないので耳を手で塞いだ。


しばらくしているとドアをノックする音も男性の声も聞こえなくなった。


私は男性に対してひどい事をしていると実感がある。


私と男性は恋人なのにこういう事をする私はきっと嫌われているはずだと感じている。


むしゃくしゃしていると私は衣服を脱いでパンツとブラジャーという姿になった。


パンツとブラジャーの姿でも私は恥ずかしくない。


なぜなら、今は私しかいないし、男性に見られているわけでもないからです。


このままこのお部屋で一人でいるのもいいかもしれないと考えてしまいます。


でも、男性の事も気になるので私は歩いてドアの所まで行くとドアを開けて

お部屋を出るとすぐそこに男性の姿があった。


男性は疲れているのか、ぐっすりとその場に座り込んで寝ている。


私は男性を起こして声をかけようかどうか迷っている。


せっかくぐっすりと寝ているのに邪魔をしたら、後で何かを言われるのも

嫌な気分になるのでそっとしておく事にするのだった。


私は素直に自分のお部屋の中へ戻るとドアを閉める。


そして、私はベッドの上に乗ると、横になって毛布をかけてから目を閉じて寝る事にした。


きっと……ぐっすりと寝れるはずだと思いました。


起きたら男性には謝罪をしようと思っています。


良い夢が見れますように………………。

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