あの日、僕が出会った妖怪は……
烏川 ハルさんの作品です。
遅筆な私からすると、信じがたいほどジャンルも広く多作な方ですが、質落ち無しというどうなってんだ?案件です。
背後霊として住み込みで観察をしたいほどです、ええ。
さて今回は妖怪ものです。
ある日塾の帰り道に小学校の側を通ると、柵の向こうのプールから水音がする。
そこから始まる思い出の話です。
その妖怪の正体が、ハルさんぽい吹っ切りを感じます。
甘々に格好の良いものにしないところが、陳腐にならない秘訣ですね(私なら格好のいいやつにしていますね)。
妖怪の人間に化ける方法もなるほど!と説得力があり、もしかしたらハルさんは妖怪なのかもと思わせます。
オチまで伏線もしっかり張られ、美味しいショートストーリーに仕上がっていると思います。
読んだ後、心の中にノスタルジックなあの頃の夕焼け空が広がる不思議な感覚の作品です。
あの日、僕が出会った妖怪は……
作者 烏川 ハル
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889459564
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