第2話 つまらない想い
俺の名前は
親が弓道場を経営していることもあり、練習はやり放題。そして、教える人も親。親は弓道七段である。弓道をやっている人は、絶対に知っている親である。
そして、剣道。
物心がついた時から俺は剣道をやっていた。
師匠の元で小学の6年間、中学の3年間。合わせて9年間お世話になっている。もちろん、今でもたまにお世話になっている。そんなある日、師匠から一般の人も参加する大会に参加しないかとのことで。正直、学校の奴らは弱すぎてなにも練習にならない。でも、一般の部に混ざってやっても、全然楽しくなかった。
もう1つの弓道はと言うと。
なんだよ。そんなことになるなら、しなければ良かった。なんで普通になれなかったんだろう。
少しずつではあるが、そう思い始めた。そんな思いがだんだん増えた。
――。
つまらない。
そう思い始めたのはいつだったか。
剣道だけならまだしも、弓道までこのような成績を出すとさすがに
それが自分へのストレスになり、やがて死にたがりになるほど―今の生活が耐えられなくなった。
あぁ……
嫌だ。
そんなある日、事件は起こった。
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