第67話思い出作り9

 3人の飲み会以後妙に静江に気を使わなくなった。今まで以上に両替の手伝いをしてくれて、あれからもう3度もおかんの店に集合している。父は予定の半月過ぎても中国から戻ってきていない。母はあれから何も言ってこない。何とかお好み屋を続けているのだろう。

 今日は残業なのでおかんの店にはいかないとかえでに伝えている。9時半に銀行を出る。最近は融資の仕事はこちらに回される。その代り両替の仕事は各担当者の地域に分けられた。この時間ならまだパソコンをやっているだろうとドアを開けるともう布団に潜っている。

「寝たのか?」

と言いながらスーツを脱いで下着になる。最近は仕事中でもお気に入りの下着をつけている。いつものことで冷蔵庫から缶ビールを出してきてチーズを皿に入れる。

「こっち見て?」

 布団が捲りあがって全裸の女が抱き合っている。抱きかかえられている女を見て吃驚した。静江だ。

「私がしっかり抱いてあげたよ」

と言って小さな乳首を吸う。

「ほらすみれのちんちんが立ってきたよ。すみれは化粧しなくても肌がきれいなの。私はダメ」

「布団に入ってもいい?」

「私の言うことを聞くのよ。今日は私が彼女を抱く約束したから。まず静江の唇を吸う」

 言われた通りにかえでの代わりに彼女に重なって唇を吸う。燃えるように熱い体だ。それからかえでの手が静江の両足を拡げる。二人でオナニーをしていたのだろうか濡れている。かえではつるつるだが静江は柔らかい毛が生えている。

「ゆっくり入れのよ」

 ここも冷たい感触のかえでと違って熱い。

「どう静江気持ちがいい?」

「うん」

「そんなに擦ったらダメ。静江早く口で出してあげて」

 彼女の口の中も熱い。我慢できずに射精する。それを静江が呑み込んだ。




 

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