「死にたい」ときに
りう(こぶ)
死にたいときに
「死にたい」って思う。
一口にそう言っても、そう思わなくなるための包括的な対処法があるわけでもない。
場当たり的には、「現在」、つまり、呼吸とか、目をつぶって、「あ、生きてんだな」ってことに集中したら、その場その場ではしのげる。
知り合いに、落ち込んだときどうするのか聞いたら、
「「いずれ死ねる」って思いながら目をつぶって横になる」
って言ってた。それも有効だね、あとは寝ちゃうとかね(寝られたら)。
「死にたい」って思う。
自分は病気じゃないし、病気の人がそう思ったらどう対処してるのかよくわからない。
自分は病気じゃないけど、「死にたい」やっぱりそう思うことはある。
親にもそう思ったことがあるか聞いたことがあるが、あると言っていた。内容は教えてくれなかったから、本当に死にたいって思ったんだろう。
自分の場合には(あるいは他の人にも当てはまることがあるかもしれないけど)
・自分が解決したいと思ってる問題は自分じゃ解決できないって思ってる時
・お腹がめっちゃ減ってるけどご飯食べるの忘れてる時
・やらかし
空腹のパティーンは本当に多くて、死にたいと思ったらとりあえず何か食べるようにしている()。
やらかしは、もう仕方ないから時間が過ぎるのを待つしかない。と言うかここに今書こうと思ってることとは違う。
問題は、一番最初のやつなんだよね。
「自分には解決できないけど他の誰も助けてくれないし(急転直下)死のう!」
みたいなやる()。
ああもう身動き取れないし目から汗みたいにおしっこみたいに水出てくんだが止め方もわからない、みたいな。
周り見えなくなってるとき、ね。あるある。
「死にたい」って思う。
なんかでもその問題って解決が必要なのかな?って考える。
解決が必要な問題で、しかも具体的対処の方法がない問題なんて、ないんじゃないの?
自分がどうしてそれを「問題」として認識してんのかなって考えると、変な思い込みとか、自分を他人と比べて絶望的だと思ったりとか(自分の場合は)結構してる。
「死にたい」って思う。
「死にたい」って口にする。
「死にたい」って口にする。まあ、一人で空気に向かって言うのは無害。
「死にたい」って口にされたら、「死ぬなよ」になるよね、そりゃ反射的な返事は。
「死にたい」は「生きたい」だ、とか言うけど、ちょっと違う。
「死にたい」は「話を聞いて」だ、とか言うけど、それもちょっと違う。
「死にたい」は「めっちゃ素敵な人生に、願ったような人間に、一瞬で変わるなら生きたい」
ちょっとずるいけど自分はこれ。
まあちょっと「死にたい」が「現在の問題(と思ってること)」に先行しちゃうことはあるけど。
自分じゃ問題は解決できないって思ってるから、第三者の意見が聞きたいってときに、結論から言っちゃう「死にたい」。
ただ言われた方は「とりあえず止めなきゃ」とか「こいつやべえじゃん」とか「ひええめんどい」という反応になるに決まってる・・・
とは言わないまでも、
「死にたい」って思ったことない人に「死にたい」って言っても「やべえやつ」「かまってちゃん」になるし。
「死にたい」って思ってる人に「死にたい」って言っても「禿同」になるし。「死にたい」って思ったことある人に「死にたい」って言ってもご高説始まるし(そうじゃない人もいるんだろうが、お前の対処法は万能薬ではない)。
「死にたい」の自称専門家に「死にたい」って言っても事務的に処理されるし。
蛇足だけど「死ぬ人は「死ぬ」なんて言わない」とか言うけど、それはちょっとだけ本当だとも思う。ただ自分みたいな”軽度”の「死にたい」でも、本当に死んじゃう人はいるだろう、だって電車に飛び込めば死ぬし、首をくくれば死ぬし、高いところから落ちれば死ぬもん。それはもう「覚悟の度合い」みたいなことになってくるし、本当は死にたいと思ってなくても足がもつれて死んじゃったとかもあるだろうし。
うまく言えないけどさ、「死ぬ死ぬ」って言ってる人って、自分で問題に対処する方法をうまく持てないんだと思うんだよな。一方「死ぬ死ぬ」を受け取る方は自分で問題に対処する方法を持ってたりするから、そもそも相互理解が難しいのかな?って感じがする。
「死にたい」って思う
結局「死にたい」に対する答えを探してもさ、大事なのはどうして「死にたい」にたどり着いたかっていう経緯なんだから、そんな「一般化されたもの」が転がってるわけないんだよな。
「絶対に死なないでください!命は大切なものです!」
みたいなのはもう聞き飽きてるって感じはある。
結局今一瞬生き延びてもそれ自体はなんにもなってないんだよな、本当に求めてるのは「自分が生きていてもいいと思えるような状態」。。。
もしくはその「状況」が存在しているという可能性。。。
「死にたい」ときに りう(こぶ) @kobu1442
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