自由は欲しいけど

 私には大切な友達がいます。面白い友達と元気な友達と、落ち着いている友達と。その友達がいると楽しいです。

 でもたまに、一人になりたいときがあります。どうしようもない感情で、寂しいというかなんというか。なににも昇華せずに留まっていて気持ち悪い感じがして。たまにそういうのを感じます。

 あとはそうですね、孤独を感じることがあります。かつては彼女がいました。と言っても、もうその子は新しい人と結ばれているわけで。その人と一緒に居たとき、一緒にご飯を食べていたとき、一緒に色んなことをしていたとき。もちろん楽しかった日もありました。ただ、寂しく孤独感が私の中に流れてくる時もありました。彼女がいたとしてもこの感情はふつふつと沸いてくるこれは一体なんなのかと。今でも分かりません。なにか私の人生の大きな分岐点だったり、もしくは私の将来の伏線だったりすれば面白いんですけど。

 私はよくこう言われます。よく分からない、と。それは相手が仲好い幼なじみでも言われたことがありました。おかしな人。

 非常に面白いお話です。でもそれはあながち間違っていないなと思います。だって私はおかしいのだから。

 あれが欲しいと手を伸ばすと、欲しくないと手を引っ込めたくなる私が心の中に生まれます。動きたいと思う脳に、動きたくないと心が訴えます。そう、私は二人いるのです。かつて嘘をよくついていた私は、今でも私の心を蝕み、本心さえ分からなくなってしまったのです。

 したいことと相反すること。その両方が常に付きまといます。非常に面白いお話です。そんな自分が気味悪く、考えれば考えるだけ吐き気がします。だからなんなんでしょう。上で言っていた孤独感も、一人になりたい感情もイコールでニアイコールで不等号なのではないかって思うんです。


 だから私はみなさんにこう言いたい。君が間違っているのではなく、この世界が間違っているのだと。世界に淘汰される人だとしたら、世界が淘汰されるべきなのだと。

 おかしな人、そう思ったでしょう? 実は私もです。私だから言えると思うんです。こういう言葉って。嘘をつくことも大事だけど、気付いてほしい本心は発信しなくちゃいけないんだよと。


 そして、発信できている君は変な人なんかじゃない、素晴らしい人なんだよってね。

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ただ言いたいこと 白野 音 @Hiai237

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