ろくでもナインズ
無色不透明
1.スピードスターと職人
桜の花びらが散り始めるころダンボールの山に紛れて僕はこの街にやってきた。
少し古びたアパートの前に着くと不安と期待とが洪水の様に押し寄せてくる。先にトラックを降り予め受け取っていた鍵を使って部屋を開ける。
201号室、これが僕の新しい家だ。
トラックをここまで運転してきてくれた引っ越し業者をしている知り合いのおじさんと荷物を降ろすとおじさんは次の仕事があるからと僕が渡したペットボトルのお茶を受け取ると「頑張れよ」と一言を残し去っていった。
新しい部屋は一瞬にしてダンボールに支配され僕の座るスペースは窓際だけになったけれどもなんだかそんなことはどうでもいいくらい気分は高ぶっていた。
伊藤文也はどこにでもいる高校生だった。
こう書くときっとどうせ何かしら特技や世界を救う力やヒロインを惚れさせる力があるのだろうと言われるだろうがどこにでもいる高校生だった。
そしてどこにでもいる高校生を過ごし皆と同じく大学受験の為に程々に勉強も頑張り今ここに至る。
彼はどこにでもいる高校生から大学生になろうとしていた。
トントンッという軽いノックの音が感傷にひたり気持ちがここから離れていた文也を現実にやんわりと引き戻す。
「どちらさまですか」
「隣の202号室の者だけど、挨拶をと思って」
「今、開けます」
そう言って扉の方へ向かう。
ガチャリと少し古さを感じさせる扉を開けると、パンツを履いたパンツが立っていた。
とりあえず扉を閉めよう。そう思い無言で閉める。
「あっちょっ待てよ!」
バンッという音と共に扉を閉めたつもりだった。
「痛い!」
何をどうやったのかパンツ男のナニが扉が閉まることを妨害する。
「痛い、痛い!取れる!もげる!」
ここに落とされても廃棄に困るため扉を再度開ける。
「何なんでしょうか。これは」
一応、弁解を聞くことに務める。そうだ。どんな犯罪者にも自分の意見を言う機会は与えねば。だからこれは仕方がないのだ。
「いやーどんな反応するかと思ったけどまさか僕の分身を殺しにかかるとは思わなかったよ。ほんとはそれは残像だ!とかやりたかったけど本体だったからやばかった」
この人はナニをではなく何を言っているのだろう。
「すみません。僕、引っ越して来たばかりで部屋の片付けもありますし。新聞も宗教も間に合ってますんで。ましてやア○ウェイとか全く興味ないんで」
「違うよ!違うんだよ!新聞でもパンツ教でもましてやア○ウェイのクソ野郎でも無いんだよ」
「じゃあなんですか」
「君、K大生だろ?今年から」
「そうですけど、なんで知ってるんですか」
K大に行くことは親も親戚も友達も知っているがパンツ相手に語ったことは一度も無いはずだ。
「簡単なことだよ。この時期にこのアパートに引っ越してくるのは家賃の安さと利便性に惹かれてやってくるK大生か僕のような有能なフリーターぐらいさ」
確かに家賃の安さと大学まで徒歩15分という近さに惹かれたのは当たっている。それにこの時期に引っ越してくるなら新入生というのも簡単に察しが付く。だがこのアパートの近くには大学が複数、存在しておりはっきり言ってこのアパートを他の大学の学生が選んでもおかしくはない。にも関わらず何故このパンツのフリーターは分かったのだろうか。
「何故分かったのかという顔だな。教えてあげよう。私のシャーロック・ホームズばりの推理を」
「教えて下さい」
「カンかな・・・・」
「・・・・」
無言で扉を閉める。
「待ち給え!パンツジョークだ!落ち着き給え!」
「もういいです。要件は何ですか」
面倒になったので文也はそもそもこのパンツフリーターがここに来た要件を聞くことにした。
「そうそれだよ!実は・・・・・ソース切らしてて貸してくれない?目玉焼きは俺、ソース派なんだよね」
帰ってもらった。
まだ完全には片付いていないものの部屋を占拠していたダンボールは半分以上は畳まれ玄関の近くに綺麗に並んでいる。
ずっと片付けをしていたせいか外は少し日が落ちて来たようだ。お腹も少し空いてきたこともあり買い出しに出ることにした。
戸締まりを確認し合格祝いに従兄弟から貰った新しい財布をポケットに入れ初めてのこの街での買い物に出発する。まるで冒険に出るみたいだ。階段を降り1階の踊り場で人とすれ違う。若い女性のようだ。文也はペコリと軽く会釈をする。向こうも同じ様に軽く頭を下げたあと階段を上がって行った。
ポケットから充電しておいたスマホを取り出す。今日来たばかりのこの街は文也にとって未知の世界だ。この手の中の電子端末に文也の人生が掛かっていると言っても過言ではない。電池切れは命取りだ。
地図アプリを起動し近くのスーパーを検索する。幸いにも近くに数件あるようだ。これはありがたい。
ひとまず今日は一番近いスーパーを目指すことにする。
歩きながら昼間のパンフリについて考える。奴は何者なのだろうか。フリーターと名乗っていたが少なくともお隣さんということはあれと当分一緒に過ごさないといけないのか。そう思うと初日から気が滅入る。仕方がない、極悪なチンピラで無かっただけでも良しとしよう。
そんな考え事をしていると思ったよりスーパーは近いようですぐにたどり着くことができた。
「とりあえずカレーでも作るか。作り置きすれば何日か持つし」
そう考えた文也はカレーの材料をそれぞれチェックして買い込む。実家の時と違い値段にも目が行く。いくら仕送りを貰っているとはいえアルバイトも早いうちに探さないといけないな。そんなことを思いながら会計を済ませる。
無事に目的のものを買い揃え家に戻ろうとすると後ろから呼び止められる。
「すみません」
振り返るとそこには自分より30代ぐらいの女性が立っていた。
「これ落としましたよ」
手渡されたそれはハンカチのような布・・・ではなく数時間前に見た被り物に形状がよく似ている。
「あっすみません」
冷静を装いながらそれを手に取る。
間違いないパンフリの被り物だ。どうしてここに。そもそも何故この女性は俺のものだと思った。いや問題はそこじゃない。この場で気が付かれてはいけない。いやそもそも何故受け取った。受け取らなければよかったのではないか。事実、文也のものではない。
背中からあふれる汗、額にもそれは現れる。
「ありがとうございました」
冷静を装い何事も無かったかのようにその場を離れようとしたその時、女性が耳元でつぶやく。
「ちゃんと履いてるの?変態なのね。あなた」
目の前が真っ白になった。
最悪だ。初日から変態に遭遇したかと思えば自分が変態扱いだ。
幸いあの場ではあの女性しか分かっていなかったようだが今度から買い物は別の店を使おう。
気を取り直してカレーの準備を始める。キッチンのコンロに手をかけお湯を沸かそうとすると上手く火がつかない。不思議に思いながら何度も捻ってみるも一向に付く気配がない。
そこでやっと気がつく。
「ガス使えるの明日からだった・・・」
初日からツイてない。本当に最悪だ。こんなことで僕はこれから4年間、この街でやっていけるのだろうか。不幸なことが続いたせいか悪いことばかり思い浮かべてしまう。
「帰りたい・・・」
すると扉を軽くノックする音が聞こえる。ホームシックから来る空耳だろうか。いや違う本当に聞こえてくる。
昼間のこともあってか用心しながら玄関に近づきのぞき穴を覗いてみる。しかし何かで塞がれているのか良く見えない。
「どちら様ですか」
「すまない。昼間、お邪魔した202号室の者だ」
3度目の最悪だ。
「ソースは無いですよ」
「いや、晩飯はもう食べたか聞こうと思って」
「残念ながらガスが明日からで調理不可なのでまだです」
腹が減っていることもあり少しイライラしながら答える。
「そうかそれはちょうど良かった。実はこのアパート少し特殊で1階に食堂があるのだが一緒にどうかと思って。昼間のお詫びも兼ねて奢るから」
そんなものがあったのか。全く知らなかった。それを聞いて食事にありつけると少し気が楽になった文也は扉を開ける。
相変わらずパンツを被っている。
「先程は失礼した。隣人が引っ越してくることに興奮を覚え隣の住人との調味料の貸し借りという憧れ行動をどうしてもしたくなってしまう衝動を抑えきれなかったのだ。申し訳ない」
こうして話をしてみると姿は変態、心は紳士のようだ。案外悪い人では無いのかもしれない。
「いいですよもう。僕もナニを挟んじゃいましたし。大丈夫ですか」
「大丈夫だ。鍛えてるからな」
触れないでおこう。
「ところで食堂って初めて聞きました」
「もともとはここを建てた管理人が管理人室兼住居として使っていたそうなんだけどその方が亡くなって今はここの管理はお孫さんが引き継いでいるんだけどその人は別で住まいがあるんだ。で、その人のお母さん、つまり亡くなった方の娘にあたる人が趣味としてその部屋を食堂兼談話室にしちゃったって訳」
「なるほど」
この物件を文也に紹介した不動産屋は食堂があることもパンフリが生息していることもスーパーであらぬ疑いをかけられる恐ろしい街だということも教えてくれなかった。潰れてしまえ不動産屋。
なんにせよ温かいご飯にありつけるのは嬉しいことだ。
階段を降り踊り場とは反対の一番奥の部屋へと向かう。誰かの声とテレビの音だろうか。騒がしい音が混ざり合って聞こえる。
「こんばんはーお母さん新人さん連れて来たよー」
「あら、いらっしゃい。今日からよろしくね」
パンフリに「お母さん」と呼ばれた品の良さそうな優しい目をした女性は髪を纏めながら文也に挨拶する。
「何か困っていることはないかしら。なにぶん古い建物だがら」
「いえ、部屋はとても綺麗だし家賃も安いし立地もいいですし最高です」
隣にパンツ被った人間が住んでいること以外は。
しかしこの人はパンツを頭に被った男にお母さんと呼ばれることに抵抗は無いのだろうか。いやむしろおかしいのは僕の方でこのアパートではこれが正装なのか。
しょうもないことを考えているとパンフリからお母さんを紹介される。
「こちら宇野妙子さん、ここの皆はお母さんて呼んでる」
「でこちらが・・・そう言えば君の名前聞いてない」
「伊藤文也です。今日からお世話になります」
「文也か。かっこいい名前だな。ちなみに俺は川崎臣吾、かっこいい名前だろ」
「パンフリさん名前は普通ですね」
「パンフリ?」
「いやなんでも無いです」
思わず出てしまった心の声をごまかし話題を変える。
「そういえばここ食堂って聞きましたけど宇野さん注文とかできるんですか?」
「お母さんでいいわよ。みんなそう呼ぶから。基本的にメニューは私の気まぐれだけど希望があればある程度聞くわよ。その時は事前に言っておいて欲しいけど。ただ臣吾くんみたいに毎日ここで食べてる子とかの希望を優先することもあるから絶対に希望が通るってことは無いけど」
なるほど普通の飯屋と違い寮の食堂のようなものか。しかしいきなり初めて会う人のことを『お母さん』は少し恥ずかしいし勇気がいるな。
「とりあえず今日のメニューを教えてもらってもいいですか?お母さん」
言ってみたもののまるで学校の先生を間違えてお母さんと呼んでしまったときのような恥ずかしさが残る。
「今日はね。サバの塩焼きと・・・」
「どわぁー!」
献立をお母さんが言いかけたとき大きな女性の声に遮られる。
「和美さん声デカすぎ」
パンフリこと臣吾が声の主を咎める。
「わりーわりー阪神負けそうでさーお母さんこのツマミまだある?」
そう言ってこちらに皿を持って来た女性の顔を見て文也はびっくりする。
「あなたさっきの!」
「よっ!変態少年!」
「どういうことですか」
わけが分からない。さっきスーパーで文也を変態扱いした女性がどうしてここでビールを飲みながらプロ野球を観ているのか。
「あー君もやられたんだ。どうりで干してたパンツ無いはずだ。この人、質が悪いから気をつけてね。って言ってももう遅いだろうけどさ」
「いやーあの時の少年の顔、素晴らしかったよ。中継ぎで出てきていきなり四球出した選手ぐらいいい顔してたね」
上手いのか下手なのか分からない例えをしてくるこの女性だがパンフリの言いようではどうやら文也はハメられたようだ。
「なんであんなことしたんですか。そもそも僕がここに引っ越して来たこと知ってたんですね」
声を荒げる文也をパンフリとお母さんが落ち着いてというような顔をしてくるが関係ない。
「こっちは正気じゃなかったですよ」
「それについては謝るよ。田舎から出てきたウブな少年をからかったことは。引っ越し作業してるのが窓から見えたから挨拶しとこうと思ったんだけどついイタズラ心がね」
あきれた、いい年してこの女性はやっていいことの区別も付かないのか。こんな人と同じアパートでやっていけるのだろうか。不安がますます増してくる。
「ごめんなさいね。後から私の方からきつく叱っておくから許してあげて」
唯一、まともそうなお母さんにそう言われ冤罪も晴れたこともあり気持ちも落ち着いたのでこのことはひとまずは保留にしよう。それよりも晩飯だ。
気を取り直してご飯のメニューを聞く。
「今日はサバとおひたしとお味噌汁と煮物よ」
なかなか期待できそうだが財布を持って来ることを忘れたことに気が付きそれを告げると意外な答えが帰ってきた。
「ご飯代はいいのよ。家賃に含まれてるから。言って無かったかしら」
あの不動産屋は潰れたほうが世のためだ。
「そうそう1つ忘れてたは今日は文也くんの歓迎も兼ねて和美ちゃんがケーキを買って来てくれたのよ」
その言葉を聞いて驚きを隠せない。思わず彼女の方を見ると照れくさそうにわざと大きな声で試合を応援し始めた。
「まぁそういう人なんで許してあげてよ」
パンフリのオトナな対応に少しイラッとしたがしょうがない。これで手打ちにするか。
「ありがとうございます。和美さん」
「私の方こそ悪かったよ」
照れくさそうにテーブルに寄ってくる。
「仲直りもしたことですし歓迎会始めますか」
それにしても気になっていたことがある。
「このアパート今、入居は僕らだけですか?」
「いやそんなこと無いよ。ただ仕事だ何だって今日集まれたのが僕たちだけだったんだ。また追々紹介していくよ。みんないい人だよ。ちょっと変わってるけど僕と違って」
いやあなたもそれを言われる側ですよと言いたいのを我慢しつつこれより変わっているのかと心の中でため息をつく。
「心配しなくていいわよ。ここに来たってことはあんたもすぐこいつみたいに手遅れになるから」
「行き遅れの和美さんに言われたくありませんよ」
「ブチ殺すぞニートが」
「失礼な。フリーターですよ」
「かわんねえよ」
さっきまでのお祝いムードはどこへやら歓迎会の主役を放って口論を始める2人を呆れた様に見ながらさっさと盛り付けを済ませるお母さんを見て、これが日常なんだなと察した。
「それはさておき何でお前はこの美人の私が祝ってやろうとケーキまで用意してやったのに勝手に飯を食おうとしてるんだ」
そう言われましても・・・あなた達がケンカするからでしょうとお母さんが助け舟を出してくれる。
「まあいいわ改めてだけどよろしくね。私は星野和美。普段はこいつと違って会社員をしてるわ」
「自己紹介も終わったし乾杯しようか?文也は二浪してる?それとも現役?」
「現役で入ってますけどなんですかその確認」
「ビールかジュースかの確認だよ。他意はないよ」
あぁそういうことか。納得して手渡されたオレンジジュースを受け取る。
他の三人はお母さんも含めて泡だらけのビールを注いだグラスを掲げている。
「お前、注ぐの下手すぎ。珍しいね。お母さんも呑むんだ今日は」
「乾杯ぐらいはね」
「えーそれでは改めましていらっしゃい!文也!」
「「カンパーイ」」
カチンというグラスが当たる音と共に全員が一気にグラスを空にする。舌に当たる甘さが今日の疲れを一気に連れて行ってくれる。それほど今日は色々あった。というより今も起きている。
歓迎会とは似つかわしくないサバの塩焼きを頬張りながら気になっていたことを聞いてみる。
「そう言えばなんで川崎さんは僕がK大生って分かったんですか?名乗ってもなかったし」
「あぁそれは簡単なことだよワトソン君。あと川崎さんは気持ち悪いから臣吾でいいよ」
食事中はマナーだからと被っていたパンツをきれいに畳んで横に置いている臣吾をみると顔立ちは割と整っておりモテそうだ。それにも関わらずなぜパンツをかぶり続けるのか疑問だがまだ初日でそこまで聞くのは少し怖いので止めておくことにした。
「ぶっちゃけ僕も和美さんもそれこそここに今日来れなかった住人も皆、君がK大ってのは分かってたんだ」
勿体つけたように不思議なことを言ってくる臣吾の言葉に吸い寄せられる。そもそも気がついていたのは臣吾だけでなく和美さんもなのか。やはり大家さんかお母さんが話したのか。
「あぁお母さんから聞いたんじゃ無いよ。勿論大家さんからもね。勝手に人の情報を話すのはまずいだろ?」
パンツを頭に被ってウロウロするのはもっとまずい気がするが。
「まぁこいつの言う通り誰にも聞いてない。ただ『決まってたんだ』最初から」
「そう!これは必然であり運命!君の住むことになる201号室は何故か昔からK大生しか来ないんだ。どれだけの人が見学に来てもどれだけの人が契約までこぎ着けてもK大生しか入ることはない。別に追い出してる訳でもないのにだよ」
「そしてこの部屋に住むK大生には特徴がある」
和美と臣吾が交互に話しを進める。
「「ここに住むK大生はどうしようもないぐらいろくでも無い奴が来る」」
ハモった。
「おめでとうこの六出名荘に君は選ばれたのだ!」
そんなひどい名前だったのかこのアパートは・・・知らなかった。
「きっとこの4年間で君は覚醒し才能を開花させるんだろうなぁ。僕たち凡人には分からないようなくらいに」
絶対になるものか!そう心に誓う文也だった。
「まぁ諦めて我々の仲間になることだな」
楽しいキャンパスライフは早くも崩れ去りそうな予感で一杯だった。帰りたい。なんでこんなところに来てしまったのだろうか。後悔が頭を過る。
不動産屋、潰れろ。
「まぁ私が面倒みてやるから大船に乗った気でいたまえ」
すでに酒臭い酔っぱらいに運命の舵を任せるのは飲酒運転で駄目では無いだろうかそんなことを思いながら煮物を箸でつつく。
「大丈夫だよ。すぐ慣れるわよ」
お母さん、あなたは慣れ過ぎです。
大きな不安とミジンコのような期待を乗せて飲酒運転の船長と変態航海士の乗る船は文也を乗せて出港するのだった。
「あっパンツ返して貰っていいかな」
沈みそうだな。浮き輪買っとこう。
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