第2話

俺は学校に着き、遅刻の理由や登校時間を書く紙に一通りのことを書き、生徒指導室へ紙を出しに行った。


すると、テレビなどで見る執事の着るタキシードに身を包んだ男がこちらを向いてきた。


「おや、まだ全校生徒は集まってませんでしたか……。」


俺はその男の顔を学校で今まで見た事が無かった。そして、男の顔を見たときに妙な悪寒を感じた。まるで蛇に睨まれたカエルの様にその場に立ち竦んでいると


「まさか遅刻者が居るとは思いませんでしたがまぁいいでしょう。私の計画に支障は出ません。」


そう高く響く声で男が声を発した。

自分は今日学校にくるんじゃ無かったと後悔をした。今から帰る事はおそらく出来ないだろうと思いつつ、この男の言っている意味を頭の中で考えたが一向に意味は分からなかった……。


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