22
何だかその反応が妙に可愛らしく見え、雄大は意地悪く煽ってみる。
「もしかして初デート?」
「でっ、デートなんですか?!」
更に頬が染まり、あまりにも初々しい反応に雄大は思わず笑みがこぼれた。
琴葉の反応が可愛くて仕方がない。
「じゃあ、いつが暇?」
「あの、できれば休業日の前日がいいです。あの、仕込みとかしなくていいし。」
断るすべも知らず、琴葉は雄大に言われるがまま正直に返事をする。
そんな素直なところもまた、雄大の表情をほころばせた。
minamiの休業日は月曜だ。
そうなると、日曜の閉店後がいいということになる。
「今度の日曜、閉店後に迎えに来るよ。」
「うわぁ、楽しみです!」
さっきまで顔を赤らめていたのに、今度はキラキラとした目で雄大を見る。
そんな琴葉の反応に、雄大は口元を押さえてひとりごちた。
「純粋すぎてヤバイ。こっちが恥ずかしくなるな。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます