海の話〜なぞなぞハナウタのネタから
いつもなぞなぞではお世話になっております!(ぺこり)←つきのさん風でお願いします
数日前に、近年、鮭が獲れなくなった的な詩を書いたのだけど、
書くきっかけは、たまたま漁師の息子さんからその話を聞いたことでした。
何を隠そう、その息子さんというのが、
いつも行ってる美容院の店長さんなわけで。
話だけはおもしろい人、ということにしておこう。
どうして漁師を継がなかったんですか?って訊いたら、
「船酔いがひどくて…」だそうです。
もう、そこから可笑しい。(笑っちゃダメだけど)
で、へぇぇ〜!? な知らない話をこれまでもいくつか聞いた。
せっかくなので、すでにおぼろになりかけた記憶の中からも引っ張り出してメモっておこうと思います。
・魚を捕る権利というのがないと漁はできず、その権利を得るのに億単位のお金が必要
・権利を持てる人の人数が決まっていて、誰でも権利を買えるわけではない
・だから、たとえ船が壊れて漁ができなくても、その権利を容易に手放さない
・修理代がなくてずっと船が壊れたままだと、いつ直すのかとチェックが入るので、ウソでもいいから予定を言って権利を死守する
・なので、常に空きがなく、新規にはなかなか漁業に参入できない
・最近、魚が捕れなくなったのは、温暖化のせいとか言われるけど、ベースには津波の影響がある
・函館のいかの不漁は完全にそこから始まっている(と自分たちは思っている)
・あれだけの津波が来ると、「海が入れ替わってしまって」プランクトンなどの組成などもすっかり変わってしまい、それをエサにしていた魚も移動する
・そこに温暖化が加わり、海水の温度が変わると匂いも変わる
・鮭のような魚が生息域を移動し、さらには海水の匂いも変わってしまった場合、生まれた川に戻れなくなる→海をさまよってそのまま寿命が尽きる→産卵できない→個体数が減る
・津波の影響が10年20年で元に戻ったとしても、温暖化がどうなるかで地域によっては漁業の将来は暗いかもしれない?
この前、北海道で漁船の事故があって、
乗組員全員絶望ということで捜索も打ち切られたのだけど、
店長さんは、遺体はみんな船の中にあるのでは? と言ってました。
漂流してるはずの遺留品が一つも見つからないのがおかしいそうです。
でも、船の中のすみずみにダイバーさんが入れるわけではなくて、
それ以上の捜索は、莫大なお金もかかるとのことで。。。
打ち切りになった時のご遺族の心中を思うと、切ないです。
あまり大きくない船で遠くの海に行くのはリスクがあるとわかっていても、
海の男は、チャンスがあれば知らない海を見たい(体験したい)と思うのだそう。
今回は、それまでやっていた慣れた漁があまりに不漁ということもあって、
行ったことのない海域へ手を広げようとしたことで起きた事故らしい。
痛ましいことでした。。。
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