TAKE TIME WORLD
areafa krain
序編
序編
「胡桃!危ない!」
雷太の声が聞こえたと
同時に敵が攻撃してきた。
仲間は全滅した。
雷太も私も瀕死状態だ。
「今度こそもうダメか…」
そう思った胡桃は諦めかけた。
その時、何かが覆いかぶさってきた。
………。「攻撃は止んだの?」
ふと目を開けると
私の上に雷太が
覆いかぶさっていた。
「雷太!雷太!大丈夫?!」
しかし…。
雷太は敵の攻撃を浴びて
命を落としていた。
胡桃は愕然とした。
大切な仲間だけでなく、
いつも私の側にいてくれて、
辛い時も苦しい時も
口は悪いけど励ましてくれた
雷太まで死んだ。
「許せない…。
雷太まで奪うなんて
絶対許せない!」
胡桃がそう叫んだ瞬間、身体中が
今までにないくらい
熱く燃えそうになった。
精霊は言う。
「これならく敵を倒せる!」と。
「仲間も奪い、
雷太も奪ったこの憎しみを
全身全霊でぶつけてやる!」
胡桃の本当の戦いは
これからであった。
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