夢判断

私の今日はいつも 明日の夢を見る

流れる景色の群れに

ダーツの針を射すように


  私は蒼い夕暮れを見た気がした

  焦げた星は夜に喰われ

  薔薇色の月がふと転がった……


洗い立ての古シャツみたいに

少しばかり硬い顔の皺を伸ばす母よ

貴女あなたはまだ

毎日 夢を見るのでしょうか

真綿に浮かんだ明日の夢を

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る