10月20日 プロレスリングにはベンツが埋まり、ラーメン屋の寸胴はベンツを溶かす

第三日曜日、池内の書肆吉成さんでビブリオバトルがある日である。

毎度開始前に棚の商品を眺めて昔読んだ本をひっぱりだしてバトル参戦が定番。

今月は『偽のデュー警部』をえらんだ。

名警部のふりをして船上の事件を捜査する羽目になった男は、デュー警部が逮捕したクリッペン医師よろしく、邪魔な妻を葬り去ったばかりの不倫男だった……!

シチュエーションの勝利ですよね。


バトル参加者よりも横合いでプレゼンを聞いてた店員さんが『偽のデュー警部』読みたい気を刺激されたようで、お買い上げに。


この日はめずらしく吉成さんでは本を買わず、丸井今井の丸善ジュンク堂で、Twitterのタイムラインで数日前言及されて気になっていた


『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学』川田利明, ワニブックス, 2019.10


なんといってもこの本に食指が動いたのは、ウラ表紙側の帯に書かれた第3章の章題からであった。

「第3章 そして、俺はベンツを3台、スープに溶かした……」

気になりますねえベンツの溶けこんだスープ。


この日はもう1冊、とらのあなで


『たがやせ北上農園 : Kan-colle fan book 2019 Autumn』ひざきりゅうた, ニモ印刷工房, 2019.9


艦これ北上さんはなんとなく川原泉キャラぽさがあって、しかも作物栽培ものとなると、『美貌の果実』や『愚者の楽園』的なものを想像してしまう(想像してしまうけど、そういう方向ではなかった)。



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