異世界一のヴィランは×魔王×勇者×王様○賢者 悪役令嬢スローライフもふもふダンジョン経営婚約破棄タイムスリップ重課金おっさん妖怪異世界賢者スタイリッシュ怪盗グルメを添えて 黒銘菓短編集7弾
黒銘菓(クロメイカ/kuromeika)
三者会談
「人間王、何か弱点は無いのか?」
「無いです。
でなければ賢者とは言われない。
勇者さん、あなたなら彼を倒せるのでは?」
「無理無理無理!
一回試してカンストパーティーが1ターンキルだ。
魔王は?」
「出来たら訊かん!どうするのだ?」
魔王と人間王と勇者は同じ卓に座して考えていた。
普通は有り得ない組み合わせだ。
しかし、今回はタダ一つの目的の為に協力していた。
世界一の大悪党、賢者を倒すために。
魔王対勇者を傍観していた賢者はある日告げた。
『このテンプレ、飽きたからお前ら滅ぼすニャ。』
人間と魔人は賢者の尖兵の
人間だけでは勝てず、魔人だけでも勝てない。
そこで彼らは戦いを止めて協力体制に入ったのだ。
「魔王の第二形態。あれと俺の必殺技を組み合わせればイケるんじゃ……」
「第二形態は奥の手兼短期決戦用だ。しかもお前との戦いで使った反動で直ぐには使えん。
それより、人間王、お前の経済攻撃で賢者の先兵を消耗させられないのか?」
「無理です。
自前で全部賄える賢者に経済攻撃は無効。
そもそも、こちらにもそれだけの事をする余裕が有りません。」
「我々との戦いか………不味いことをした。」
「俺との戦い、面倒掛けたか………。」
「我ながら愚行でした。」
三者三様に反省をしていた。
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