　久しぶりに新作を公開しました。新作、気持ちいい〜。

『青海剣客伝』

https://kakuyomu.jp/works/1177354055093681738

　幕末を舞台に、剣士がチャンバラする時代小説です。（まー、身も蓋もない書き方）

　いまカクヨムで時代小説を書く（しかもキャラものではなくてガチなやつ）って勇気がいるというか、メンタル強くないとダメ。

　異世界とか、ラブコメとかが大人気な反面、SFや時代小説は、カクヨムではウケないんですねー。

　カクヨムコン６には、ＳＦ部門や歴史・時代小説部門ないですもんね。個人的にはあってほしいですけど、なにせ、読まれないから……ＳＦと歴史時代小説って。

　読まれないほど、Web作家が凹むことないですもんね。

　書く人がいないわけじゃないですよ。第１回カクヨムコンのＳＦ部門大賞『横浜駅ＳＦ』は、図抜けたクオリティのＳＦを書いていてびっくりさせられたし、ＳＦを書く人は頑張ってたんですけどね〜。

　とにかく、カクヨムは異世界、ラブコメが強くて、キャラクター性の低い（アニメ風イラストで描写しにくい）ＳＦや歴史時代小説は、まったくといっていいほど読んでもらえないですね（恨み節）。

　読んでもらえないと、書いてる方も張り合いがなくって、カクヨムでは書かなくなってしまう。アップされている小説が少ないジャンルは、どんどん縮小されていってさらに読んでくれる人が流出する。デフレ。悪循環。

　経済法則としては正しいかもしれないけれど、そのジャンルが好きなWeb作家からすると「おいおい、それはないんじゃないの」って感じてしまう。儲かるとか稼げるってのに基準をおいて、ジャンル小説を選別されると不人気ジャンルが好きな人は、立つ瀬がないんですよね。

　書店の本棚には、ラノベの陳列棚と並んで、時代小説の棚があるじゃないですか。ＳＦや純文学がなかなか読まれないにしても、時代小説には需要があると思うんだけどなあ。ま、カクヨムのHPデザインやイメージイラストが、いかにもラノベ然としていて、時代小説ファンの嗜好と相容れないというのはよくわかりますけどね（笑）その境目に立つわたしのような読者もいるわけで、カクヨムにはもっと「開かれた感」を作って欲しいなと思います。

　でも、いかにもラノベです、Webノベルですという安心感あってこその、カクヨムコンの盛り上がりなのかなあ。だとすると、カクヨムが一般文芸よりにサイトをリニューアルするってリスクが高いし、そうなるのはWebノベルの勢いがなくなってくる時なのかなあ。

　なにはともあれ、『青海剣客伝』のPVがどの程度まで伸びるのか、はたまた伸びないのか。とても楽しみです。興味深い結果になれば、結果をレポートします。ではでは。