124カオス 混沌への入り口

 まー暑い。暑い毎日がつづいていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

藤光は、あいかわらず本を読んでいるのですが、この春のコロナ騒動以降、本を買う量が増えました。もともと本は好きだったのですが、コロナによる外出規制があって自宅に引きこもることが増え、ずーっとスマホをいじっているのもなんなので、「本でも読むかあ」と本を買いはじめたので、家に本が増えはじめたのです。


 いまどきの読書人、しかもここはカクヨムなのでWeb小説など読んでいるひとの読書体験など、ネット上で完結しているのかもしれませんが、ちと興味のあることがあります。


 みなさん、さいしょに自分の意志で買った本ってなんですか。


 その後、その本はどうなりましたか。


 金曜日に、ブックオフに立ち寄って漫画を二冊買って帰ったのですが、ふとそんなことを考えました。ブックオフはご存じの通り古書店で、そこなある本は、だれか買って、その後何らかの理由で売りに出された本なんですよね。そこには新刊にはないドラマがあるわけです。なんか自分の本もドラマがないかなあ……と考えいるうちにこんなこと考えてました。



 わたしの記憶にある「わたしが自分の意志で買った最初の本」というのは、平井和正さんの『超革命的中学生集団』です。小学校の四年生のときだったと思います。平井和正さんはSF作家で、わたしの年代なら角川映画『幻魔大戦』の原作小説を書いた人というイメージの人です。当時からわたしSF好きだったんです。


『超革命的中学生集団』は、内容はほとんど覚えていませんが、ナンセンスSFだったと思います。タイトルも左翼学生運動のパロディでしょ。ふざけてるんです。登場キャラも実在のSF同人の名をそのままつかってて(いまでも忘れられない…横田順彌さんとか鏡明さんとか)、しかも超能力者。わたしが持ってたのは、永井豪さんのエッチなイラスト(いやほんとに「エッチなイラスト」というのが70年代的できわめて適切)が挿絵としてはいっていたハヤカワ文庫版だったのかな。


 いまではどこにいってしまったのか分からないですね。

 きっと実家の本棚にもないと思います。あったら大切においておきます。なにせはじめて自分の意志で買った本なんですから。


 それにしても実家の母が、読んだら「うちの子も、もう少しまともな本を選ばなかったのか」と嘆きそうな本ではありますね(笑)

「三つ子の魂百まで」といいますが、いまでももう少しまともな小説を書かないのかと思われている藤光でした。。。

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