38カオス 聖夜と年賀状

 年賀状書きますか?


 ネットでみると「年賀状スルー」するなどというワードが上がっていたりして、なるほどとうなずいたりしたりして……。


 今回は、書く話は書く話でも、小説ではなく年賀状について書いてみます。


 ※


 朝日新聞社が21、22日に実施した世論調査(電話)で、今年郵便で出す年賀状の枚数を尋ねたところ、「出さない」が33%にのぼった。「20枚以下」24%、「21~50枚」23%、「51~100枚」11%、「101~200枚」4%、「200枚超」2%と続いた。(朝日新聞デジタル)


 ※


 3割を超える人が書かないんですね〜。

 メールとかで済ますんでしょうか。それともまったくスルーなんでしょうか。いずれにしろ、年賀状を書く人は減っている、書いている人も枚数が減っているということらしい。


 私は、書きます(先日、文面は作った)が、やはり減ってます。出しても返事がない人があってその人には出さなくなったり、そもそも知人、同僚の住所を知らない(名簿などで知らされなくなった)ので、出せないなどの理由から年賀状は減りました。


 それから「スルーする」という人の気持ちもよく分かります。


 面倒ですもん、年賀状。


 面倒――。やりとりをすることはもちろん、年賀状ってものでしょ。出す枚数が少ないと、友達が少ないことに凹まされるし、少ない年賀状に返事がないとシカトされたようでまた凹む。


 それは対人メンタルが弱い人にとってなかなかのダメージです。


 はなから年賀状を出さなければ、傷つかずにすみますからね。そういう意味ではスルーするのは正解。


 ただ、人間関係ってスルーするのが適当なものなのかと、ある年齢を越えると考えますよ。若いうちは、わずらわしいと感じる人間関係も、年をとるごと希薄になっていくもの。

 困ったとき、苦しいとき、ほんとうに助けてもらいたいときに頼るべきは、自分以外のだれかなんでしょうから、スルーしてよいものとはなかなか思えません。


 しかもお金じゃ、買えないんですよね。


 めんどくさいけど、今夜でも年賀状の宛名書きしようかな。(と、思ったら今夜はクリスマスイブじゃないですか。早く寝てサンタを待ちます(笑)

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