スパイの任務で保育士やってます

齋藤輪廻

第1話 初任務!

俺は赤丸花丸(偽名)だ。世界的に有名なスパイである。そんな俺に、ボスから直で話したいことがあるらしくて、本部に来ている。

どうせ、今度の任務も簡単に終わってしまうであろう。

「来たか!赤丸(偽名)!」

「お久しぶりです!ボス!」

「いやぁ!お前大きくなったもんなー!背はチビだけどな」

「あっはっはー!殴りますよボスー!」

「まぁ落ち着けよ、かるいジョークじゃないか!」

「そう言えば、今回の任務ってなんですか?」

「そうそう。今回の任務は難しいが、必ず成功させてくれると信じてる」

「ありがとうございます。それより今回はどのような?

「.....」

心臓が高鳴る。ついに秘密結社潜入か?それとも国の重大な秘密を暴く任務か?!?

「これを着てくれ」

出されたのは可愛いエプロンと可愛いTシャツとジーパン。

あれか。秘密結社の方か?これを着て油断させろってことか?なわけあるかい。

「ちょっとボス。何ふざけてんすか」

「俺はいつだって真面目だ」

「いや。この3点セットの服出されても説得力ないっすよ。なんですかこれ。」

「お前察しが悪いな。まったく」

「は?」

「レッツ保育園」

「は???」

「だーかーら!!保育園の先生ってこと!!」

「凄い。ちょっと以上になにいってるかわらない。12カ国以上喋れる俺が分からないんじゃもうわからないよ。さようなら」

「逃げるの?これ?任務だよ?仕事だよ?これ放棄したら君の地位なんてなくなるよ?」

「わかりました。じゃあなぜ保育園なのか俺にわかりやすく説明してください。」

「あのな、俺副業で保育園やってんのよ。それが最近バレてその保育園狙われてんだよー。それで俺は心配すぎて夜も眠れないわけ!だから、お前は用心棒ってこと。」

「ふざけろ。あんたには確かに恩はあるが、そんなのやってる暇はねぇ」

「わかったわかった。出欠大サービスだ、そこに俺の宝も隠しておく。見つけたらくれてやるよ」

「はい。いってきます」

こうして、俺は保育園の先生になることになった

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