第3話
そして月日は経ち3年、僕は民生委員と母親の仕送りのおかげで学校に通えることになった。
明日から中学一年生だけど学校生活は初めてだ。
友達ができるといいけど
勉強についていけるといいけど
伯父さんの息子の賢治兄ちゃんが遊びに来て色々教えてくれた。
中学校は楽しいこと
彼女がいるともっと楽しいこと
今は高校生で寮に入っているということを
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…学校に来たら机と椅子に落書きがしてあった
僕はまだ誰とも話してないのに「いじめ」られてるらしい。
当たり前だ、辺り一面田んぼの田舎だから全員が小学校からの知り合い。
僕みたいな親無し子はいじめられる。
無視もされた。
次の日から蹴られた。
体力はあっても運動神経はないから部活も入らなかった。
入っても伯父は部費も出さなかっただろう。
三日目にテストがあった
五日目に返された
点数がいいって理由で生意気だって蹴られた
修作の日記 4月27日
今日はお弁当を捨てられた
悲しくてあいつを殴ったら何倍にもなって殴り返された
先生達は生徒が団結するからって理由で僕を贄にした。
僕が居なくても団結していただろうに
僕は友達が欲しかっただけなのに
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