俺の世界、君と一緒
コオリ🍊
第1話 久しぶり
俺はヴァンガレット
しがない平民だ
ここはレイドックス王国の端っこ
平和な王国だ
戦争なんてない、平和な国だ
俺は王都でギルド職員をしている
平和な国なのになんでそんなとこで働いてるかって?
給料がいいんだよ
でも、それだけじゃないギルドには面白い奴が沢山来る
すごく痩せてるドワーフや肉しか食べないエルフ、魔法が得意なマッチョや無駄に強い宿屋の息子
何気にギルドは一期一会だから楽しいんだよなぁ〜
これだからやめられないぜ☆
「あのーすみません」
「あ、はい、なんでしょうか?冒険者登録ですか?それともクエストの依頼でしょうか?」
「あ、いえそういう訳ではなくギルド職員になりに来ました!」
「紹介状はお持ちでしょうか?」
「紹介状………?」
「説明させていただきますね
このギルドは支部となっておりまして本部からの紹介状又は職員の紹介状でも可能です」
「そん………な」
彼女は絶望していた
分かりやすく“ガーン”とか言ってる
うーんしょうがないな
俺はさらさらとペンを走らせた
「はい、これ」
「……なんですか?これ」
「俺からの推薦状」
「いいんですか!?」
「でも、この推薦状ここでは使えないから隣町で使ってね」
そう言うとあからさまにガッカリしたように
「必ず、必ずここではたらいてみせますぅ!!」と叫んで出ていって帰ってきた
「あ、あのぉーすいませんありがとうございます!」ニコッと微笑んで彼女は行った
「ふぅ、後輩がまた増えちまったぜ」
痛い、後頭部が痛い、すごく痛い
「痛いじゃないですかギルマス〜」
「はーなに馬鹿なこといってんだい!さっさと仕事しな!」
「はーい」
「伸ばすな!」
また叩かれた
「Yesマム!!」
「ふざけてんじゃないよ」
また叩かれた
「痛い、泣いちゃいそう」
「“英雄”が何言ってんだい」
「しー声が大きいんだよギルマス!!」
「言われたくなきゃ仕事しな!!」
「はーい」
――――――――1時間後
「ヴァン〜ごはん〜たべよ〜」
「おーレイ〜今行く〜」
こいつはレイ・ストイ
Sランク冒険者
俺の担当している内の1人だ
「何食べるの?」
「今日はサードだから日替わり定食だな」
「私は〜今日は焼き魚かな〜」
そんな会話をしながらギルドの酒場に向かった
「なんにする?やっぱり日替わり定食?」
「さすがだなミレイ」
「私は焼き魚〜」
「はいはい、分かったよ座ってな」
「行きましょヴァン」
「おう」
俺たちはテーブルに向かった
「お、久しぶり!ヴァン!!!」
「え?お前誰?」
「ひでーな俺だよヴァレス・クレイだよ」
「は?魔王って女じゃなかったっけ?」
「転生したら好青年だった――なんてことなくあの姿は見られ過ぎたからいっその事変身魔法で姿を変えようと思ってね」
「あーなるほどね、これからどうすんの?」
「飯を食う!!」
――――――――――――――
作者です
お前3作同時とか続けれんの?とか思ってる皆さん
出来ないんで更新頻度が少々落ちます
ご了承ください
P.S
この世界は1週間が5日でファースト、セカンド、サード、フォース、フィフス、で
1年が12ヶ月、1ヶ月6週間となっています
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