吐き出して、破棄して。

ますく。

第1話 プロローグ

これを打ち残して、いつ空の上に行けるだろうか。と青い海を見上げる。


吐き場所となるのか、破棄場所となるのか。なんて、そんな事はどうでも良い。答えは似たようなモノだと思う。

見た目は綺麗に見えるものが多いフェイクだらけのこの世界。裏を返せば汚くて吐き気がする、この世界に居て自身の役目はあるのだろうか。

そんな事さえくだらないかと思いつつ、何となくまた空を見上げるのであった。


今日も嫌なくらい快晴。晴れ女な自分を軽く憎んで目線を下に向ける。


破棄場所を探して。

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