蛮編 必殺の一撃
<人間のようにも見える部分>と<本体部分>がそれぞれ別の対象に集中することができるというのも、
だからこそ、透明なマンティアンと戦っている隙を狙ってきた
とは言え、手数そのものは分散されてしまうので、
しかし、
すると、突然目の前に吹っ飛んできた
この隙を、
頭突きだ。マンティアンの頭はそれ自体が鈍器であり、武器である。それこそまともに食らえば内臓が破裂してもおかしくない。
それほどの威力を持つ必殺の一撃なんだ。だが、それはあくまで『人間なら』ではの話。今回のような命のやり取りこそが日常である
相手も手足を地面に着いて首を引き抜こうとしたが
瞬間、
バギッッ!!
という恐ろし気な音が響き、<透明なマンティアン>の体がビクッと硬直。続けて、ビクビクッと痙攣を始めた。彼女の頸椎がへし折れた音だった。
打撃には強い体を持つマンティアンだが、てこの原理で首を限界以上に折り曲げられれば、さすがに持ち堪えられなかったんだ。
しかもこの時、
そうして
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