翔編 トリオ
超マンティアン<
三対一でもまったく引けをとらない
しかも、その
なんという見事なコンビネーション。
前回は、
自分の力だけで勝てないなら、利用できるものは利用して戦う。
人間の場合、ひょっとしたら<卑怯>と言われるかもしれないそれも、生きるか死ぬかの野生の世界では、卑怯もへったくれもない。負ければ<死>だ。生き延びるためならどんな手も使う。
また、ウェイトで大きく不利なアリゼが
薄情とも見えるその態度だが、実際に薄情なだけかもしれないが、ロボットであるアリゼに、多く見積もっても体重七十キロ程度の生身の生物である
『こいつらはやられたりしない』
というのが。
その一方で、
つまり、このトリオでないと、アリゼとドラゼだけでも負けることはなくても、<勝つ>ということはできないのだ。
まったく。実に抜け目ないよ。さすがだ。
などと、ただの人間でしかない俺にはひたすら感心するしかできない。
でも同時に、<孫>の逞しさがすごく立派に思えて、嬉しくなる。
そうだ。
『お前の父親は決して生きることを諦めなかったぞ』
って教えてやるんだ。
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