走・凱編 応戦
互いに力を合わせる方が得策だと考えたらしい
とは言え、状況を俯瞰で見ることができない
その一方で、
しかしそれを、ドライツェンシリーズの試作機はひっくり返してくれた。
スタン弾を装填した自動小銃を両手に構え、さらに固定武装としてボディに直接取り付けた自動小銃二丁を自在に操り、
運動性、速度、狙いの正確さ、どれをとってもドーベルマンDK-aを大きく超えているのは確実だった。しかもドーベルマンDK-aとリンクして有機的に連動し、まったく死角がない。
射角が合わず反応が遅れそうな位置をドーベルマンDK-aを使うことでカバーしてるんだ。
それによって、
確かに、
さすがだな。今後はさらにこれをブラッシュアップして確実にあの時のイレーネと同等以上の性能を発揮できるようにすることになる。
さりとて、今回の場合は多勢に無勢。しかも、
なのでやむを得ず両腕に内蔵したナイフも展開、確実に仕留めていく。
すると、
それが時間稼ぎにはなった。ビアンカが到着するための。
「
叫びながら実弾が込められた自動小銃を放ち、容赦なく
そこに、やはり狩りに出ていた
ちなみに
それでも、数の上では不利だったものの、生身の動物に比べれば圧倒的な戦力を持つドライツェンシリーズの試作機に加えて自動小銃を装備したビアンカもいることで互角以上となったのだった。
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