生存競争(生き残りをかけてだからな)
「ギャッッ!」
「ギィッッ!」
「ガヒッッ!」
さすがに手慣れたもんだな。
怪我したのもいるかもしれないが、その辺りは<生存競争>だからな。向こうもこちらを食うつもりで襲い掛かってきたんだし、お互い様だ。
「周囲三百メートル内に気配有りません」
イレーネにそう告げられて、ようやく
「ありがとう…」
と、
「うん!」
とまあ、ちょっとしたハプニングはあったものの、これも割といつものことなので、
「
って感じで興奮はしてるようだが。
家の周りの
いつも
もちろん危険なのは
だから
そんな中、
「こうやって植物の種類を確認しつつ、見慣れないものがないか確かめるの」
丁寧な説明がまた彼女らしい。でも
「ほえ~、は~!」
と、興奮しきりな様子できょろきょろしてた。
また、二人の様子を見守りつつ、イレーネも周囲を見回す。こうやって映像として記録するんだ。あとから詳細に見直しできるようにな。
だがその時、
「あれ? お姉ちゃん、あれは…!?」
その先には、見慣れない木の実が生っていたのだった。
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