第3話「見物」
その町は外来の一時滞在者を何かと優遇してくれるから、バウチャーでも見せびらかして歩くがよいと教わったが、混雑するメインストリートに辿り着いたものの、勝手がわからない。
「こちらへどうぞ。前売り券をお持ちですか?」
「いいえ」
係員はミシン目に爪を立て、割り印を押したチケットを切って寄越した。思いの
不協和音、空砲、悲鳴、拍手、紙吹雪。
先導者の
怒号、落花、歓声、硝煙、狂喜乱舞。
*雰囲気画⇒https://cdn-static.kakuyomu.jp/image/hu3mgp86
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