語り手の素性や喜怒哀楽の感情、そしてストーリーのオチに至るまで、あえて不明確な部分をいくつも残していることが凄いと思います。 読者がドキドキ想像しながら語り手の恐怖体験を追体験をすることができます。そして、だからこそホラー体験として胡散臭さが一切感じられないのだと思います。作者様のセンスを感じます。