【キタキツネ】げぇむしよ?
「……僕に会うだけの為にゆきやままで来たの?
……変わった子」
「まーまーそう言いなさんな
ご主人はキタキツネと遊びたいんだよ」
「……げぇむならいいよ」
ゲームの電源ボタンに手を添えこちらを見るキタキツネ
あなたは頷いた
「ひひっ、じゃ、二人で仲良くねぇ(スタコラサッサー)」
「……分かった」
ピコン
「動いてる……やったぁ!
……ねぇねぇ、きみは、このげぇむしたことある?
……ないか
僕が教えてあげる
ここに座って(パタパタ)」
しっぽで椅子を軽く叩くキタキツネ
あなたが椅子に座った瞬間、背中に……
「それじゃ始めるよ(ピトッ)
……くっつきすぎ?
でもこうしなきゃ教えられないから……
……にしても
ここにある塊が邪魔
これじゃきみの腕が動かしづらいよ
毛皮をとったらとっても柔らかいこれ、何だろう……
……何で顔が赤いの?
まあいいや、始めよっか(ギューッ)」
もっと密着して後ろからあなたの腕を動かすキタキツネ
それから長いことゲームの操作方法を学び
対戦ができるようになった
「ついにきみもげぇむに慣れたね
言っとくけど手加減はしないよ?(フンス)
じゃあ……スタート!(カッ)
……むっ、そう来たか
じゃあこれでどうだ
えいっ
……防御が固いね
でももう終わりだよ
……ッ!?
必殺技ッ!?
そうか、僕のHPも少なかったんだった……
……負けた、がっくし(ションボリ)」
ゲームから離れあなたの目の前で項垂れるキタキツネ
……あなたは目の前の頭と耳を撫で始めた
「……?
急にどうしたの?
……やっぱ変な子
いいよ、色んなとこ撫でて
なんか落ち着く
えっ?
この塊?
……ずっと気になってた、何これ
……ひゃっ!?/////
な、何、今の……
……ここ、あんまり触らない方がいいんだね
触り心地はいいのに……
……変な気持ち……に……なっちゃぅ……/////(カァァァッ)
……ん、し、しっぽ?
え、えっと(モジモジ)
も、もふもふする?
いいよ、しっぽだったら……
……やっぱ撫でてもらうのは落ち着く
僕、きみが気に入った
撫でてもらいながらダラダラしてたい
……スヤァ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます