第120話 『狒々』
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ストーリーの変更はありません。
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『殲滅の旅団』のサブマスターである猿獣人で二つ名『狒々』のエロジジイが、3人の女性の前に立ち塞がる。
おっと、名前はハヤテだっけ?
ハルカの胸を卑猥な顔で揉みやがったので、エロジジイで良いか。
「うほほ、何処からでも掛かって来い!」
相変わらず卑猥な笑みで両手の指をワキワキして構えるエロジジイ。
エリの弓矢がエロジジイに連続で放たれる。
先程より更に速度を上げた怒りの矢。
しかしエロジジイは矢に向かって駆け寄る。
矢を全て叩き落とすとエリに飛びかかる。
エリは瞬間正拳をエロジジイの顔に叩き込むが、エロジジイはそれも受け流し、エリの体勢を崩す。
後ろに回り込み胸を揉む。
「むほ。こっちのおっぱいも良いな」
「は、離すのじゃ」
身体を動かし、エロジジイを振り払おうとするが、エロジジイはエリの胸をしっかり掴み離れない。
そしてエリの服を爪で破り始めた。
胸が半分露わになる。
「くっ、やめるのじゃあああ」
「ほっほほ。良いおっぱいだ」
エロジジイの顔に向かってユキの氷槍が飛び貫く。
エロジジイは氷槍を避けて、エリから離れる。
「次はお前のおっぱいだああ」
エロジジイは、ユキに向かって両手の指をワキワキしながら迫る。
ユキは無言で無表情。
相当怒ってるね。
ユキは右手を振る。
氷柱がエロジジイの足下から現れ、エロジジイを氷詰めにしようとするが、エロジジイは飛び退く。
「無詠唱で高速の氷魔法か、厄介だな」
エロジジイはちょっと悔しそうだ。
ユキの氷魔法を避けた時に、俺の前に飛び退いて来たんだよ此奴。
もう、許せないぞ!
俺は気を纏い、エロジジイの後ろ首を鷲掴みし、俯せに押し倒す。
体重が軽いらしく、一瞬で潰れる様に倒れた。
「んぐっ! な、何があった」
驚き戸惑い、痛みに顔を顰めるエロジジイ。
「
久しぶりの
エロジジイはジタバタして逃れようとしていたが、一気に力が抜けてグッタリした。
「んぐぐ、力が抜ける。なんだ、何でこうなってるんだ?」
瀕死の状態にするが、まだ殺さない。
「ハルカ、エリ、此奴を好きに殺して良いぞ!」
「ショータ、有難う」
ハルカは翼を広げて近寄る。
「ひひぃ、俺をどうするつもりだ」
怯えるエロジジイ。
「殺すに決まってるだろう。俺もまだ揉んだ事の無いハルカとエリの胸を揉みやがって! 許せん」
「た、助けてくれええええ」
「先ずは、ワチキでありんす」
ユキから濃厚で強大な魔力が溢れる。
「ひ、ひぃ。何だこの魔力はああ?」
ユキが右手を横に振ると、エロジジイの両足が凍り付いた。
一瞬で凍傷になり凍り付いた両足。
「あ、足がああああああ」
泣き出すエロジジイ。
「次は妾じゃな」
エリの弓矢が両腕を貫く。
「ああああ、腕がああああ」
俺は動け無くなったエロジジイから離れて見下ろす。
「最後は僕だ!」
ハルカの渾身の風刃。
無詠唱で特大で強力な風刃が、エロジジイも首を落とした。
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