海辺の美しゃ
増田朋美
第一章
海辺の美しゃ
第一章
今日も、いつものように青空が出て、静かに雲が流れて、いつも通りの毎日であった。そうなると、劇的な人生を望む人には、退屈過ぎて、おもしろくないという方が正しいだろうか。そういう人には、ちょっと幸せ過ぎて本当のしあわせとは何か考えてみる必要がありそうだ。
今日も、道子は、製鉄所に行った。別に自分の地位とか、そういうものを何とかしたいからではない。水穂さんのことを本気で心配しているのだ。その気持ちをわかってくれる人は誰もいないが、あたしが何回も訪れれば絶対にわかってくれるはずだ!と、道子は勝手に思っていた。
道子が製鉄所を訪れると、利用者たちはすでに学校とか職場に出かけている時間であって、製鉄所に残っているのは少数の利用者しかいなかった。ごめんくださいと言って、戸を開けると、たまたま学校が休みだった利用者が、ちょっと警戒心の強い表情で道子を迎えた。
「あの、水穂さんいますか?」
と聞くと、利用者はまた来たかという顔をする。
「何ですか。又来たの?」
「ええ、心配だったから来させてもらいました。水穂さんに会わせてください。」
道子も道子で、今度は邪魔されないとばかりに、ちょっと強い口調でいうのである。
「いいえ、困ります。余分な事されちゃ。」
利用者は反対するが、道子はうるさそうな顔をして、
「でも、医者として、心配なので来させてもらいました。ちょっと気になるところがあったから。」
といった。こういう時に称号というモノは結構役に立つものであった。医者としてとか、教師としてとかそういう言葉は、意外に人を動かすことができるものである。
「そうですか、じゃあ、用が済んだら直ぐに帰ってくださいませね。でないと、また余分なことをしたのかって、俺が疑いをかけられちゃいますからね。」
そういえば、素直な利用者は、従ってくれる。こういうやり方ができるのは、いわゆる偉い人と呼ばれる職業についている人の特権だ。例え、それが本当に余分な事であっても、だ。道子はそれができて良かったと思った。
「今寝ていると思いますから、あんまりびっくりさせるようなことはしないでくださいね。」
利用者の言葉も聞かないで、道子は四畳半に向かった。
「水穂さん、いる?」
直ぐに、四畳半を見つけ出すことができるようになった。もう、何の迷いもなくふすまを開けられる。
ふすまを開けると、水穂さんは、布団に横になって静かに眠っていた。もう、古くなった竹の棒に、ボロボロのビニールシートをかぶせただけのようなくらい、痩せていた。
「具合どう?」
声をかけてみたけど、やっぱり眠ったままであった。
「ちょっと、人が来たんだから、目を覚ましてよ。」
布団のうえから肩を叩いてみたが、やっぱり目を覚まさなかった。ねえと言って、ちょっと肩をゆすってみるがやっぱりおきなかった。
ちょうどこの時、人が歩いてくる音がして、誰かが来たことがわかった。四畳半のふすまを開けて入ってきたのは由紀子だった。
「あら、由紀子さん。ちょうど良かったわ。いつまで寝ていたら気が済むのかしら。ちょっと、起こして頂戴よ。」
道子は何の悪気もなくそう言ったのだが、由紀子にはそれが癪に障ったのだろうか。少しばかりむきになった様な顔をして、こういうのだ。
「悪いけど、直ぐに起こさなきゃいけないかしら。今まで散々咳き込んでいてやっと眠ってくれた所なのに。」
「ま、まあ、、、。」
道子は一瞬言葉に詰まった。
「でも偉い人は、そうやって、無理やり何でもしちゃうのよね。水穂さんが可哀そうだわ。折角、楽になってくれたと思ったら。」
それでは確かにまずいよな、と道子も思った。でも、自分には、水穂さんを治療するというやくめがあるのではないかとまだ思っていた。
「お願いですから、帰っていただけないでしょうか。折角眠ってくれた所なのに、起こしてしまうのは可哀そうなんです。そういうことはしたくないんです。」
つまり、由紀子さんは、水穂を良くしてやろうという気がないといいう事だろうか?それでは、どんどん体を悪くして行くばっかりではないだろうか。
「そういう事じゃなくて、これからどうするの?だって、今眠ったということは、また発作を起こしたんでしょう?それを何とかしようと思わないの?薬を飲むなりすれば、発作を起こさなくても済むようになるのよ。そうならないように努力するって、大切な事何じゃないかしら。」
「いや、どうかな?」
道子は、そう言ったのであるが、杉三がクイズ番組の司会者みたいに、わざとおどけていうのであった。
「それは、僕は不正解だと思うな。そういう、根本的な原因を止めるのって、出来ないと思うんだ。それよりも、それがおきたとき、できるだけ被害を小さくするように持っていく方が、大事なんじゃないかな?」
「そうよねえ。杉ちゃんもたまにはいい事いうのね。確かに台風も地震も、あたしたちでは予想できる事じゃないし。」
なによ、由紀子さんまでそうやって逃げて、、、。道子はちょっとじれったくなった。どうしてこの二人は、折角の治療から水穂を遠ざけようとしているのだろうか。
「それに、お前さんは努力がすべてだと言っているが、人に危害を加えるような努力は、しないほうがいいと思うんだ。それより、あった事に対して、どうするかを考えるほうが大切だぜ。根本的な原因を叩こうっていう考え方は、僕は余りすきではない。あった事に対してどう動く事によって、根本的な事も回避できる事もあるとも聞いたよ。」
杉ちゃんのいう事は、めちゃくちゃではないのかと道子は思った。人間誰だって、いつまでも病んでいるままでは居たくないだろうし、健康な状態に戻って、また日の光を浴びるようになりたいのではないだろうか。自分のところにやってくる患者さんたちは、少なくとも、そういうそぶりを見せていたのではないだろうか?
「まあ、水穂さんの場合、いくら努力しても無駄だって、はっきりわかっている訳だから、あとは、ゆっくりとさせてやろうって、僕も由紀子さんもそう思っているわけでね。それをじゃましないでもらえんかね。」
杉ちゃんがそういうと、
「誰が努力しても無駄だって言ったのよ!まだ治る可能性は十分にあるのよ。そして、その可能性を奪わないってことが何より大事なのよ!」
道子はついに逆上した。
「言ったのは、沖田先生さ。もう手の施しようがないってさ。あの老先生のいう事だから、確かな事なんでしょうよ。ま、それは僕たちも見てわかるから、そこはそことして、もう手は触れないようにしようよ。それより、おきたことに対してどうするかのほうが大事なんじゃないの。過去がどうのとか、原因が何だっだとか、そういうことは究明してもしかたないよ。そう思うけどね。僕たちは。」
杉ちゃんは、そういうが、道子は、その言葉を聞くと、医療者としての自分が馬鹿にされている様で、本当にいら立ってしかたないのであった。
「言葉というのは同じ言語でも通じないことだって、本当にあるのねえ。あたしも、初めの頃は、道子先生みたいな考え方だったけど、今はそういう事すっかり忘れちゃった。それよりも、何かおきたらどうするかを優先的に考える様になったら、すごく、生活が楽になったわ。」
由紀子も杉ちゃんに同調する。そういう風にいわれてしまうと、道子は自分がしてきたことが、本当に悪いことを指摘されているようにみえて、怒りがわく。
「まあ、通じないことだって誰でもあるよ。ラスプーチンみたいにさ、責任重大な事ばっかりやっていると、どうしても頑固になっちゃうんじゃないの。まあ、そういうこったね。そういう奴はそういうやつって、割り切ることも必要だ。世のなか、なぜか知らないけど、みんなおんなじってことは絶対ないんだからよ。いろんな人がいるってそのくらいにして、僕らが手をだせない所は手を出さないで置こうぜ。」
杉ちゃんは、笑いながらそういうことを言っている。
「すごいわね。杉ちゃんって。あたしはまだ、そういうことは出来ないかな。まだ、違う考えの人に会うと、どうしても喧嘩しちゃう。」
由紀子は、杉ちゃんの態度に苦笑いしながらそういうことを言った。由紀子さんまで杉ちゃんの考えに感化されたら、世のなかだらしなくて、酷いことばかりしている人だらけになってしまいそうだと道子は思った。
「いい加減にして!二人ともどこかまちがっているわよ!世のなかを甘く見すぎなのよ。たいへんなことがあったら、逃げないで立ち向かって行かなくちゃ。どうしても世のなか渡り合って行かなきゃいけないんだから、時には大きなことと戦う事も必要なのよ!それは格好悪い事でも何でも無くて、当たり前の事なんじゃないの!」
ちょうどこれを発言した直後、背後から咳き込んでいる声が聞こえたような気がした。そして、女性の声で、水穂さんびっくりしたわよね、ごめんなさいね。という声も聞こえてくる。
「ほら見ろ。折角静かに眠って居られると思ったら、ラスプーチンが来たせいで、全部だめになった。」
杉三がそういうことをいったので、道子もなにがおきたのか直ぐ理解した。由紀子が、水穂さんの背中をなでてやっているのがみえて、
「直ぐに止血剤か何か飲ませなきゃ!」
と、怒鳴ったが、相変わらず咳き込んだままであった。杉三や、由紀子が、大丈夫?苦しい?などと声をかけているのが、何だか、じれったいというか、もういら立ってしょうがないというか、そんな気がしてしょうがないのだった。
「もうお前さんが、そこでワーワー騒ぐから、ゆっくり寝てられないのがわからんのか!そういうところがわからないのが偉い奴らの困るところだ。もうどうしてそうなるかなって考えても無駄だから、ま、ほっとこうぜ。」
杉ちゃんがそういう事を言うと、
「二人とも、偉い人は、馬鹿にされていることくらい、自分で気が付くことだってできるわよ!」
と、道子はそういい返した。
「それよりも、今は水穂さんを静かに眠らせてやることを一番に考えてよ!」
由紀子が二人のガチンコバトルを、そう制した。まず初めに、一番に考えておかなければならないのは、一番弱っている人の事であることを忘れてはいけない。
「でも、そのためには、先ず止血剤を投与する事をしなければいけないんじゃないかしら。」
道子は、まだそれにこだわっている。それが正しいと信じ切っているのだろうか。
「だから、そういうことして無駄なんだってば。本当にお前さんも懲りない人だな。じゃあな、ちょっと、考えを改めるために、他の所に行ってみるんだな。そうだなあ、何処に行こうかな。」
不意に杉ちゃんがそう言い出した。由紀子も、水穂さんの口元をタオルで拭いて、再び布団をかけてやった所だったが、
「あの、素雄さんがやっている会社に行ってみたらどうかしら。」
と、付け加えた。
「そうだ、それがいい。そこへ行けばきっと変えることのできるものと、出来ないものとがあるってことを、勉強することができるだろうよ。ま、しっかり修行してくる所だな。」
杉ちゃんまでそういうことを言い出した。
「悪いけどよ。素雄さんの会社の電話番号知ってる?」
「知ってるわよ。住所も聞いたことあるわ。」
由紀子は以前、素雄が水穂さんの看病に来てくれた時に、素雄から住所と電話番号を聞かされた事がある。当時は素雄さんのことを、余りすきではなかったので、よく覚えていた。意外に余りすきではない人の方がかえって、その相手の特徴的なことを、覚えてしまうものなのだ。
「ここよ。えーと住所は、富士市前田新田。以前は吉原のほうにオフィスを構えていた様だけど、曙子さんと結婚してから、前田新田にオフィスを移したと聞いたわ。」
「前田新田?意外に僕のうちから近いんだな。前田新田と言えば、えーと、最近出来たばかりの田子浦港公園の近くだね。」
由紀子が、メモ用紙に前田新田と住所を書くと、杉三がそう付け加えた。
「ええ、そういうことになるわね。オフィスは確か、海辺の会社。」
「うみべのかいしゃ?」
道子は、思わずそういってしまう。また変な会社名だなあと思われるが、
「どういう事業になるのかわからなくて、具体的な会社名を付けられなかったんですって。何でもやってるのよ。手伝い人を派遣するだけではなく、単に、話を聞くだけということもやるし、一緒にスポーツしたり、時には病院に行くように説得するのを手伝ったりすることもあったらしいわ。まあ、言ってみれば、障害のある人たちについて、何でもしてくれる事業所と言えばいいかしら。」
と、由紀子が説明してくれて、やっと理解できた。まあ言ってみれば、車いすに乗っている人たちなどの日常生活を手伝う所だろう。と、道子は理解した。いや、理解したつもりだった。杉ちゃんは、由紀子が説明してくれている間、独特の美声を使って、島々美しゃや、なんて、訳の分からない歌を口ずさんでいる。しまじまかいしゃ?しまじまに会社があるという事だろうか?一体この気持ち悪い歌は、何を歌っているのだろうか?
「もう、杉ちゃん、歌なんか歌ってないで、説明するのを手伝ってよ。」
由紀子がそんなことを言うと、杉三は歌を歌うのをやめて、
「ああ、すまんすまん。海辺の美しゃという言葉にひっかけて、ちょっと歌っていた。だって海辺の会社だからな。ははははは。」
と、でかい声で笑った。
「もう、そんなこと言わないで、ちゃんと説明してやってよ。そこでどうしたらいいか、ちゃんと言わなきゃ伝わらないわよ。」
「ああ、そうだった。そうだった。だからよ、人間にはどうしてもだめなことがあるってことを学ぶために、その会社をちょっと手伝ってみては如何かな。きっと、どうしようもないってことがよくわかるからな。病院にはちょっと有給でも取らせて貰ってよ。きっと、いい勉強になるよ。あそこは、需要がありすぎるほどあって、従業員数が足りな過ぎて困っているらしいからな。嘱託でも、役に立つことは役に立つだろうよ。」
由紀子と杉ちゃんが、何だか自分のことを馬鹿にしているようにみえた。そういう事は、医療従事者であれば、多かれ少なかれ経験しているのだから、わざわざこの会社に嘱託として行かなくても、いいのではないかだろうかと思われたるのだが、由紀子たちは是非いったほうがいいという顔をしている。
「わかったわよ。でもあたしは忙しいんだから、三日だけしか時間を貰えないと思うわ。それでもいいんだったら、その会社、手伝いに行きますよ。」
しぶしぶ道子がそういうことを言うと、
「良かったなあ。それでは、素雄さんもよろこぶらあ。ただでさえ、素雄さんたちは、人が足りなくて困っているようだから。」
と、杉三がからからと笑った。
道子は、まだそんな所に行ってもしょうがないのではないかという気持ちでいたが、杉ちゃんにこれ以上笑われないようにするためにも、行くしかないかと考え直したのだった。しかたない。嫌なことは嫌なこととして、直ぐに三日だけ時間を貰い、行ってみることにした。
翌日、道子は勤めている病院に、三日間の休暇願を出した。すると、簡単に休暇は取得できた。周りの医者たちは、やっとがり勉女が休みを取ってくれて、本当に良かったと、よろこんでいた。それが気にくわなかった道子だが、このときは直ぐにもどってきてやるからと息巻いていた。
休暇を取得した道子は、スマートフォンで、その住所を調べて、「海辺の会社」に行ってみることにする。確かに、海のそばの、高台にあった。そこに立っていた、商業施設が売り上げ不振で撤退し、残ってしまった建物を買い取り、改造したものだという。道子が正面入り口から中に入ると、
「お待ちしておりました。」
と、素雄が彼女を出迎えた。
「えーと、小杉道子さんですね。昨日、杉ちゃんから、電話を貰って、うちを手伝ってくれると伺いました。女性にはちょっと難しい分野かも知れないですけど、手伝ってくれるというのなら、ただでさえ人が足りなくて困ってましたから、どうぞいらしてください。」
「ええ、でも三日だけよ。其れは、病院からもきつく言われている事ですから。」
嬉しそうにいう素雄に、道子はしっかりと釘をさした。それをちゃんとしなければということは知ってほしかった。
「まあ、そうですか。まあ、三日だけでも、こちらは手伝ってくれる人が来てくれれば、其れで満足です。お入りください。」
素雄は、道子を建物の中へ招き入れた。
中は、商業施設を改造したようで、いくつかの小さな部屋になっていた。ここはショッピングモールだったのだが、いちいち高台を上っていかないと入れない事から、売り上げは悪く、撤退したという。しかし、素雄は、こういう商売であれば、かえって場所が悪いとされている所に立てたほうが、風評被害も少し防げると言っていた。
「杉ちゃんの話によりますと、この仕事を手伝いたいという事ですが、何か希望する仕事はありますか?ここを利用する人の話を聞くことでもいいし、外へ出て、説得に当たる事でもいいです。」
「まあ、そんな簡単な事でいいのかしら?」
素雄の話に道子はそう聞いたのだが、
「ええ、だって、若い女性の方に出来そうな仕事は、其れしかありませんよ。訪問看護をやるにしても、運搬をするにしても、そういう仕事は、女性よりも体の大きな体育会系の男性の方が向いているんです。」
と、素雄はこたえた。杉ちゃんが、必ず役に立つことがあると言っていたが、素雄の話では、体育会系の男性の方があうという。それでは話が違いすぎる。まあ、結局のところ、私に出来る事は、そういうことくらいしかないのかな、と、道子は考え直した。
「じゃあ、早速、行ってみますかね。第一番目のお客さんのお宅に。道子さんは女性ですから、お客さんも女性のほうがよろしかったと思ったので、女性のお客様を振り分けておきました。女性と言っても、女性にはみえないかもしれませんが。」
「わかったわ。」
道子は最後の言葉の意味がわからないまま、素雄と一緒に行ってみることにした。他の従業員さんはどうしたのかと聞くと、すでに、お客さんの所に行ってしまっているという。なかなかこの事業に賛同してくれる従業員さんは少なく、いくら従業員募集を転職サイトや求人雑誌などに掲載しても、誰も来ないと素雄は笑っていた。なので、現在の従業員数は、五人も居ないという話だった。
それならフェイスブックやツイッターで従業員募集をしたらどうかと道子は言ったが、そういうモノは、簡単にハッキングされたり、中傷されたりしてしまうので、そういうことは出来ないのだと素雄はこたえた。
「じゃあ、それでは、行きましょうかね。今日のお客様は山口さんという方です。」
素雄は、車の運転免許を持っていなかった。なので、バスを乗り継いで行くことになっていた。其れもまた妙だと思われるが、そのほうが、かえって信頼が持てる、車を持っているだけでも、信頼して貰えなくなる可能性がある、と、素雄は説明していた。二人は、港公園を発着する路線バスに乗って、訪問する客の家に向かった。
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