月に願いをのせて

月に導かれ見つけた君は

キラキラに輝いていて

僕には眩しかった


ずっと前を歩く君は

後ろを向かない

下を向いても

すぐに前を向く


僕は追いかけ続ける

だけど追いつかない


君が進む道が

とても茨だらけで

僕には地獄にしか見えない


あの日確かに変わった

僕たちの距離は

今はもう互いに姿が見えないくらいに

広がっている


月に今願いをのせるなら

もう一度君と歩きたい


温かい日差しに包まれた桜並木を

新緑に染まる山の中を

黄色に染まった銀杏並木を

雪が積もった遊歩道を


2人でずっと毎日

違う景色を見たい

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る