第9話 天の一夜花、地の天の川

 その駅は、降り立つとすでに遠くから祭り囃子ばやしが聞こえていた。


「あら、お囃子が聞こえるわよ情。人もいっぱいいるのね」

「おい、あまりキョロキョロすんなよ。はぐれたらまず合流できないからな」

「大丈夫よ、私のこといくつだと思ってるの?」

「27」

「じゅ・う・な・な・よッ!」

「痛い痛い! もう人目もあるんだから叩くのやめてぇ!」


 駅は浴衣姿で待ち合わせをしている若い男女や、楽しげな声を上げる子供を連れた親子など、様々な人で賑わっていた。

 どうやらこの夏祭りは近所では有名らしく、多くの人が訪れるようだ。

 花火ももちろんメインを張れるイベントだが、この夏祭りはなんと言っても灯篭流しが有名で、川を流れていく数々の灯籠はそれはそれは美しいそうだ。



 美しいといえば、今俺の隣を歩いている沙夜も、家を出るときから張り切って浴衣に着替えていた。

 白を基調として、所々に青紫の花を咲かせた浴衣に身を包む沙夜は、髪を結わえていることも相まってとても綺麗に見える。27とまではいかないけど19くらいには見える。


 まぁ? そんなこと正直に言ったら恥ずかしくて死んでしまうので? 似合うかと聞かれたときも、


「ま、まぁ? 似合うんじゃね?」


 くらいにとどめておいた。

 沙夜はもっと褒めろとお怒りだったが、こういうときに褒める語彙が少ないから綺麗だよとか、かわいいよとか、そう言った直接的なことしか言えないんだよ! 恥ずかしくて言えるわけ無いだろ!?


 でも写真には残しておきたいので一眼レフは持ってきた。花火を撮るという名目で三脚も持ってきたし、祭りのどさくさに紛れて写真取るぞー。決して盗撮とかではないんだぞー。


 ちなみに俺は普段着だ。一人で浴衣着てお祭りに行くなんて言った暁には、両親とも俺を哀れんで涙を流してしまうからな。親を泣かせるなんて親不孝なことはできない。


 まぁ、一人で夏祭りに行くと言った時点で可愛そうなものを見る目で見られたんだけどね。こうして辺りを見回してみても、一人で祭りに行こうとしているやつなんていないし。


 友だちと行くわけじゃないのね? ってさんざん確認してきた母さんのことを思うと、なぜだか涙が出そうになった。



「ちょっと情、なに泣いてるのよ? そんなに痛かった……?」

「ちげぇよ、泣いてなんてねぇよ……。ちょっと目にリア充が入っただけだって……」

「リア充? なによそれ?」


 沙夜は不思議そうな顔をして首をひねる。

 沙夜は今流行している言葉やらも知らないんだもんな。よし、俺が教えてやるとしよう。


「なんだ、知らないのか? リアルが充実してるやつって意味で、大体恋人がいるやつのことを指す。そして大概爆発している」

「爆発!? どうして爆発するのよ!?」

「政府の作り上げた最終兵器だからだ」

「え、政府? 最終兵器? ちょ、ちょっと! いくら私が世間のことを知らないからって適当言ってんじゃないでしょうね……?」


 沙夜は突拍子もない話に疑いの目を俺に向ける。

 うーん、ここでネタばらしするのはちょっとおもしろくないよな。もう少し粘ってみよう。


「本当だ本当。日本は他国の侵略に対抗する手段として、日本全土に自律型対テロ爆弾を配備した。それがリア充だ」

「え、え? でもだってさっきはリアルが充実してる人のことをリア充って言うって……。全然話違うじゃない!」


「違う違う。それは政府が世間の目を欺くためにつけた呼称だ。彼らは国の驚異となりうる存在を察知すると、自らの判断で爆発する。互いが互いのことしか見えていないバカップルは往々にしてそういう現場に居合わせがちだ。そのため彼らは恋人同士に擬態している」


「じゃ、じゃあ、あの人も、あの人もみんな爆弾だっていうの!?」


 沙夜はいたるところでイチャイチャしているカップルたちを指差して驚きの声を上げる。

 俺はそれに真剣な表情をして頷くと、重々しく口を開く。


「そうだ。彼らは幸せな恋人同士のふりをした、兵器なんだ」

「そんな……。あんなに幸せそうなのに、爆弾だなんて……。でもどうして情がそんな事知ってるのよ?」


 俺は俯き、一度口を閉ざす。

 そしてさも言いたくなかった真実を吐露するように、悲壮感を漂わせながら大嘘をついた。


「……今まで黙っていたけどな、実は俺は防衛省の特殊侵略対策部、通称SICDに所属しているんだ。国を侵すものや人や国に対して常に目を光らせている」

「う、うそでしょ? 情が、そんな……」

「すまん……」


 沙夜はどうやら本当に信じ切っているようで、驚きで頭の中が真っ白になっているようだ。

 さすがにこの辺でネタばらししとくか。これ以上続けたら殺されかねん。


「まぁ、嘘なんですけどね」

「…………は?」


 沙夜はこれでもかと目を見開き、あごが外れたのではと見紛うほどに口を開いて間の抜けた声を出した。



「え? うそ? 嘘だったの?」

「…………ぷぷっ、ぷはっ、ぶははッ! そう、嘘だよ嘘! リア充が爆弾っていうのも、俺が防衛省に所属しているっていうのも嘘! そもそもSICDってなんだよ、そんなとこねぇよ! あっははは――、いでっ!」


 高笑いを決めていると沙夜に思い切り頭を叩かれた。めんたま飛び出るかと思ったぞ。とっても痛かったぞ。


「あ、ああああんた!? 嘘つくならもうちょっと分かりやすい嘘つきなさいよ!? わっ、私ちょっと本気で信じちゃったじゃない!?」

「自動で爆発って、驚異を排除するだけで被害出し過ぎだし、対テロに爆弾使うなんておかしいなって気づけよ。……ぷふっ」


 沙夜は今度は俺の肩をポカポカと叩きながら、俺を非難する態度を示す。



「~~~~っ! バカバカっ! 情のバカ! 私、情が遠い存在になっちゃったみたいで本気で寂しく――、あっ……」

「……へ?」


 俺は沙夜の言葉に思わず笑いを引っ込める。

 見れば沙夜は真っ赤にした顔で、目をうるませながら驚いたような顔をしていた。


「ち、ちがっ――、これはそのっ、そういう意味じゃなくて! これまで通り情と遊べなくなるのかなって思ったらってこれも違う!」


 沙夜はわたわたとせわしなく手や目を動かし、あれでもないこれでもないと言い訳を並べている。


 もしかして、沙夜のやつ――。


「いやっ、だから、つまりぃ……、情はいっぺん死ねぇ!!」

「なんでそうなったの!?」

「死ね死ねぇ! そしていま私が言ったことを忘れなさいぃぃいい!!」

「ちょっと、痛い! 痛いから叩くのやめてっ! ごめん、ごめんって! 沙夜が本気で寂しがるなんて思ってな――」

「寂しがってない! 私は寂しがってなんてないからっ! 情がいなくなっちゃったら嫌だなんてこれっぽっちも思ってないからね!!」

「説明ご苦労さまですぅ! 大丈夫だから、俺はどこにも行かないからっ! ずっと一緒だから!」

「ずっと……!?」


 沙夜の俺を叩く手が止まったので、何事かと見てみると、沙夜はさっきよりもずっと真っ赤に染まった顔で俺を見ていた。


「ずっと一緒って、ずっと一緒って……、あんたそれっ……!」

「え? あっ、あああ違うよ!? 別にそういう特別な意味ではなくね!? あいやっ、沙夜と一緒になるのが嫌というわけではなくて――、いや違うけど! いや違わないけど違うみたいな!?」


 うぉぉおおお! こんがらがってきたぁぁぁああああ!! 俺が沙夜と一緒にいたいっていうのは本当だけど、それはちょっと違う意味でっていうか! 別に違わないけど違う意味っていうかあ!? そういうことなのであるからしてぇッ!


「だからぁ……、そのぉ……」

「う、うん……」

「……」

「……」


 二人して俯いて黙り込んでしまう。きっと今俺たちの頭からは蒸気が立ち上っているに違いない。


「……忘れよう。お互いなにも言わなかったってことで……」

「……うん、そうね……」

「なんか、ごめん。くだらない冗談言って……」

「こっちこそ、冗談だって分からなくてごめんなさい……」


 それから俺たちはどちらともなく歩き出す。

 顔は合わせられなかった。今互いの顔を見合わせれば、恥ずかしくて死んでしまいそうだったから。

 それでなくとも周囲から俺に突き刺さるおかしなものを見る視線だけで、俺は恥ずかしくて死んでしまいたいくらいなのだから。

 あぁぁ……、穴があったら入りたい……。





 ――――





「それで? ちゃんとお金は持ってきたんでしょうね、情?」


 駅を出て祭り囃子の聞こえる方へ歩いていくと、沙夜はソワソワした様子でそんなことを尋ねた。


 先程までのむずかゆい雰囲気は祭りの熱気にかき消されるようにして消えてしまって、沙夜はすっかり祭りを楽しむモードのようだ。


「え? まぁある程度は持ってきてるけど……。なに、カツアゲ?」

「違うわよ! お金がないとちゃんとお祭りを楽しめないじゃない? だから確認したのよ!」

「え、ちょっと待って。沙夜はなにも食べられないし、なにも触れないんだよな?」

「……? ええ、そうね」

「じゃあお金はいらないんじゃないか? 色気より食い気の沙夜にとってお金を使うシーンなんてないんじゃ――、いでっ!」

「だーれが色気より食い気よ! 花より団子よ! 高嶺の花よ!」

「え、え? 最初以外言ってないし意味違くない? 最後に至っては自画自賛じゃない?」

「お黙りなさい!」


 沙夜は自分で言ってて恥ずかしくなったのか、少し強めの言葉で俺の口を封じた。

 それにしてもお黙りなさいは古いよなぁ? 時代劇みたい。


「と・に・か・く! 私自身はなにか食べたり遊んだりはしないけど、情がちゃんと楽しむのよ! そうして私にもお祭りの楽しい雰囲気を味わわせなさい!」

「なんだろう、聞いてる限り誰一人として幸せにはなれない気がする……」

「いいわね!?」

「はい、分かりましたぁ!」


 強引に押し切られる形で、俺は誰も幸せになれない悲しき計画を実行することとなってしまった。


 最初は確かに俺一人で食べ物を食べて、射的や輪投げといった屋台を遊び、沙夜は果たして楽しんでいるのかと心配だったが、しばらくもしないうちにその必要はないと悟った。


「情! 次は型抜き行くわよ! 一攫千金狙いなさい!」

「散財する未来しか見えないんたけど」

「失敗したらそれを上回る金額のやつを成功させればいいのよ! ほら行くわよっ!」


 そんなことを言って俺の手を引く沙夜は、心の底から今を楽しんでいる。そう分かるほど楽しそうに笑っているのだ。


「それギャンブルで失敗するやつのセリフー!」


 まぁ、だからなんだ。俺も今日くらいは細かいこと忘れて楽しめばいいじゃないか。相手が沙夜とはいえ女の子と祭りに行くなんて、この先何度あるとも知れない。

 お金のこととか、周りの目とか、そんなこと気にしないで、だた今を精一杯楽しめばいい。



 そう決めてからの時間はあっという間で、薄暗かった堤防沿いはすっかり暗くなってしまった。

 道に並ぶ屋台はにぎやかな色であたりを幻想的に彩っている。


「あっ! ちょっと情、もう灯籠流れてきてるみたいよ」

「え? あ、ほんとだな」


 沙夜の声に川を見やると、上流から揺らめく光が見えた。

 赤に青に黄色。色とりどりな灯籠はぶつかり離れてはまた寄ってを繰り返し、次第にこちらに近づいてくる。


 俺たちはどちらともなく歩きだし、川をよく見渡せる場所に向かった。


 丁度いい場所についた頃合いで、最初の灯籠が俺たちの目の前を過ぎていく。

 俺は一眼レフのレンズカバーを外し、灯籠に向けてシャッターを切った。



 それからしばらく何も言わずに流れてくる灯籠を眺めていると、川はあっという間に色とりどりの光に埋め尽くされた。


「……綺麗ね」


 光で埋め尽くされた川にレンズを向けていると、沙夜がこぼすように呟いた。

 俺はファインダーから目を離し、沙夜を見る。


 沙夜は川を流れる灯籠の光を背景に、懐かしむような、それでいてどこか寂しそうな表情を浮かべている。




 ――カシャッ。




 気がつけば俺は沙夜をファインダーに収めてシャッターを切っていた。


 カメラを下ろして見ると、沙夜は俺が写真を撮ったことには気づいていないようだった。


 俺はそっと視線を川を下る灯籠に向けると、心に浮かんだ素直な言葉をこぼした。


「ああ、綺麗だ」

「なんだか懐かしくて、温かくて、でも寂しいような不思議な光ね」

「……ああ」


 その時、乾いた音とともに一筋の光が空に上っていく。

 ピュルル……、と切なげな音を立てて上った光は、やがて空の真ん中でつぼみとなり、花開いた。


 ドンッ! と腹の底に響くような重低音が鼓膜を震わせ、辺りは歓声に包まれた。


 開いた花が散る間際、次の光が天に上る。

 次々に花開いては散っていく花火に、俺は思い出したようにカメラを向けた。



「……ねぇ、場所を変えましょ? 少し離れたところから見てみたいわ」

「うん? 分かった」


 そうして何枚か写真を撮った頃合いで、沙夜はそんな事を言った。

 沙夜の提案で俺たちは人混みを離れ、川全体を見渡せる高台に移動することにした。


 そうして離れて見た景色は、近くで見るのとまた違った雰囲気があった。

 曲がりくねった川を下る無数の灯籠が地を彩り、空に咲く大輪の一夜花いちやばなが暗い空を明るく照らす。

 静かな灯りと激しい光が共存した、不思議と心の落ち着く景色だった。



「ねぇ情。お願いがあるんだけど、いい?」


 俺が三脚を立てて、ここから見える灯籠と花火の共演を写真に収めていると、遠慮がちな声で沙夜がそう尋ねてきた。


「ん? なんだ?」

「写真をね、撮って欲しいのよ」

「写真? 撮ってるじゃないか。今こうして」

「そうじゃなくて! 私も一緒に撮って欲しいって言ってるのよ。この景色と一緒に」

「沙夜も一緒に? 別にいいけど……。いいのか? 事務所は通さなくて」

「この状況でその心配する必要ある!? あんなの冗談に決まってるでしょうが!」

「今のも冗談なんだけどね」

「普通この雰囲気で冗談言う!?」


 せっかくの雰囲気が台無しだなんだとブツブツ呟く沙夜に立ち位置を指示して、俺はファインダーを覗き込む。


 先程まで俺が撮っていた風景は、沙夜が加わることでまったくの別物に変わった。

 川を流れる灯籠も、夜を彩る花火も、すべては背景に成り下がる。その光はこの風景の主役ではない。ただ一人の少女の美しさを引き立てるだけの脇役に過ぎない。


 しばらくの間我を忘れてその光景を眺めていた俺は、空に上ったひときわ大きな花火の音で我に返る。


「よ、よし、撮るぞ!」

「うん、お願い」


 われるがままに俺はシャッターを切る。

 カ、シャ。っと少し歯切れの悪いシャッター音が花火の音にかき消され、画面に切り取った風景が映し出される。


 花火の光が天地をつなぐようになめらかな線を引き、その下でひっそりと灯籠の輝きが川をなぞる。そしてそれらを背景にして、沙夜がそこに立っていた。

 初めて会ったあの日のように、沙夜は儚げで、今にも消えてしまいそうに見えた。


 思わず沙夜が今もそこにいるか不安になって顔を上げると、沙夜と目があった。


「さあ、次は情も一緒にね」

「俺も? 俺はいいよ」

「なに言ってるのよ。あんたも一緒じゃなきゃ意味ないじゃない」

「はぁ? どういうこと?」

「いいから、早くしなさい」


 有無を言わせぬ言葉に、俺はよく分からぬままセルフタイマーをセットし、シャッターボタンを押してから小走りで沙夜のもとへ向かう。


「もうちょっとこっち来なさいよ。情が見切れちゃうでしょ?」

「お、おう」


 少し離れて沙夜の隣に立つと、そんな事を言って服の裾を引っ張られた。

 一歩沙夜のもとへ寄って、カメラがシャッターを切る瞬間を待つ。




「……忘れたくなかったのよ」


「え?」


「情と一緒にお祭りに来たこと、川を流れる灯籠や空に上る花火を見て感じたこと、私が忘れていたいろいろなこと全部」




 絶え間なく打ち上がる花火の音に混じって、小さなシャッター音が聞こえる。

 それを聞き届けて、沙夜はすっと俺のもとを離れていく。


「それでね、情にも覚えていてほしかったのよ。私がいた今日のことを」


 振り返って微笑みを浮かべる沙夜の表情は、遠くで打ち上がる花火に照らされて、どこかさびしげに見えた。


「そんなの忘れるわけ無いだろ。沙夜から見た俺はどれだけ忘れっぽいんだよ」

「そう? 情って結構抜けてるとこあるから」

「さすがにそこまでひどくはない! ……と思う」

「ふふっ、自信はないのね? ほら、ちゃんと撮れてるか確認しましょ?」


 俺は沙夜に促されてカメラを手に取ると、先程撮った写真を確認する。


「あら、きれいに撮れてるじゃない。情は変な顔してるけど」

「それはお前が急に話しかけるからだろ?」

「そーお? 普段からこんな顔してるわよ」

「嘘だぁ! 普段はもうちょっとイケメンでしょ」

「知ってる? 人は鏡を見る時無意識に一番自分がかっこよく見える表情をするらしいわよ」

「やーめーてー! 辛く悲しい現実を突きつけなーいーでー!」


 聞きたくないと首を振る俺に、沙夜はおかしそうに笑っていた。

 写真に写っていた沙夜とは違う。いつもの元気な笑顔だ。


 あぁよかった、いつもの沙夜だ、と。そう思った直後に、本当にそれでいいのだろうかと思う。

 このまま知らんぷりをして、気にしないふりをして。

 俺は本当にそれで、いいのだろうか。


 もう答えは出ているんじゃないか。

 花火に彩られた沙夜の笑顔を見ながら、俺はそんなことを考えていた。

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