トヨタの電気自動車
間もなくトヨタの電気自動車が発売される。正式には再販される。
一度販売されたものの不具合が見つかり、リコールを実施しての再販だ。
リコールの内容が気になるところだが、調べてみると、エアバッグの部品の不具合と、足元のハブベアリングだかボルトだかの不具合ということで、電気関係ではなかったようだ。
各社から電気自動車が発売されるようになってきたが、トヨタは今のところ、サブスクリプションサービスのみでの提供となる。これはバッテリーに最後まで責任を持ちたいという、トヨタの意気込みの表れだそう。
私達はこの車を自分のものにすることはできない。リースのみでの提供となる。月々支払うリース価格の中には、任意保険、車検や法令点検の整備費用、ワイパーゴムに至るまでの消耗品の取り替え費用、さらには自動車税までもが含まれている。
リース期間が終了すると、車は返却しなければならない。こうすることで、トヨタは顧客が抱くバッテリーへの不安を解消している。
バッテリーには10年20万キロ、70%充電、という保証がついているので、今のところ不安はないものの、充電設備が少なかったり、万が一の時にはどうするのかなど、やはり不安はつきない。
気になるのは寒冷地での使用だが、やはりマイナス5度での使用下では、かなり電池の消耗が激しくなるらしい。データ上で確か7割位のスペックになってしまうと書いてあったような気がするが、発表するデータでこれなので、実際にヒーターをそれなりに焚いての使用では、厳しいだろうなという感じは否めない。
サブスクリプションの契約はリースとなるので、当然契約には所定の審査がある。ブラックリストに入っている人や、過去数年以内に、支払いなどで事故がある場合には契約することができないので、この車を手にすることはできない。
私は個人的に、一瞬いいなと思った感じはあったのだが、契約の審査に受からなければ乗ることができないと知り、収入面でかなり私は劣るので、万が一私の中で天変地異が発生し、この車に乗りたいと思ったところで、おそらくこの車に乗ることはできないだろうと思った。
全ては2050年のカーボンニュートラルに向けての取り組みで、トヨタも世界で1,2を争う自動車メーカーとして並々ならぬ努力をしているのがホームページの記事などから伺えるのだが、こればかりは私達が未だ経験したことのない未知の世界である。
私はおそらく2050年を見届けることはできないと思うけれど、本当にできるのかどうか、人間の力が試されているのだと思う。
今の運送会社も勤務期間だけはそこそこ長いので、もし辞めようかと考えてしまった時には、トヨタの新車をリースで手に入れることができないか、このシステムの審査を受けてみようかな、などと、冗談半分に思っている。
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