土曜日
運転手とインターネット事業という、一応の二刀流、ダブルワークで生計を立てている。
どちらも実際に肩書があり、このように書くと格好いいが、実際にはたいしたものではない。
ここ最近は土曜日が休みになっていて、今週もすっかりそのつもりで動いていた。
インターネットからの注文があったり、新しい国際運輸会社のFedExから発送する業務を覚えたりと、土曜日休みのつもりで、平日昼間は運転の仕事をしながらそこそこ無理をしていた。
ところが今日の土曜日、仕事になってしまった。いつもの仕事は休みなのだが、欠員が出たのでその代わりをお願いしますと配車係から連絡があった。
運送会社というところは、結構ひどいことがいろいろとある。前勤めていたタンクローリーの会社などは、自分で休みを決めることができず、前の日にならなければ予定がわからなかった。突然「明日休みね」とか、言われるのである。
こんな生活を9年近くも送ってきたので、この位の指示は何ともないのだが、土曜日は休みのつもりで一週間、睡眠時間などは4時間位で過ごしてしまったので、歳のせいもあり身体が堪えている。「歳のせいで」と言うと歳を取りそうなので人前では言わないようにしているが、ここならいいだろう。
極限状態になると身体がどうなるか、自分ではよくわかっている。疲れたら休憩を取りましょうとか、少し寝ましょう、とか言われてはいるが、こんな大きなものをひっぱっているのだから、そう簡単に停められるものではない。いくら眠くても走らねばならないのだ。
まだ、極限までには少し余裕があるので、今日は細心の注意を払って仕事をしよう。荷扱いも同様だ。
先週末、先日と海外向けの商品が売れ、この調子で上げていけばこれだけで生活できるかなと一瞬考えたが、そう簡単なものではない。一度失敗しているので、これは身体が感覚で覚えている。余裕のある状態になって、最低でも三年位維持できたら本物だと思っているのだが、この状態にはほど遠い。
負担はかかるけれど、それ程長く続くものではないので、何とか今回も頑張って乗り切って、次のステージへ繋がるよう、毎日をがんばって行くしかない。
今までコロナで配送ができない状態だったが、FedExの登場で、この仕事にも少し明かりが見えてきた。今でさえ越境ECとか言われているようだが、私は全て独学でやってきた。ここへもさらに面白い事を書くことができるよう、がんばっていきたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます